Eclipse AddPack について
(2009年3月31日更新)
Eclipse IDEへのプラグインであるCOBOL IDEの「Net Express 5.1J Eclipse AddPack」と「Server Express 5.1J Eclipse AddPack」を、2009年2月2日より提供開始いたしました。2009年3月31日からは、AIXとSolarisのサポートも追加しております。
Eclipse AddPack により、Net Express/Server Express ユーザは、Eclipse IDE を使用してCOBOL アプリケーションを開発することができます。Eclipse IDE で、COBOL やその他 Java などの言語で書かれた (Microsoft .NET マネージ コードでない) ネイティブ コード アプリケーションの開発が可能となり、Windows 上で開発されたアプリケーションは、(.NET 以外の) Windows システムと UNIX および Linux プラットフォームに展開できます。
「Net Express 5.1J Eclipse AddPack」「Server Express 5.1J Eclipse AddPack」は、COBOL パースペクティブなどの Eclipse 機能と、構文および COBOL 起動構成のバックグラウンド チェック機能を提供します。他の Micro Focus 製品同様、プラグインによって COBOL 特有のプロジェクト、編集・デバッグ用の使い慣れた機能、および総合的な COBOL ヘルプを利用できます。
Net Expressもしくは Server Express製品の保守サービス期間中のお客様は、下記の稼動条件をご確認の上、以下の「サポート/製品アップデイト」ページからAddPackをダウンロードください。
Net Express 5.1J Eclipse AddPack;
http://www.microfocus.co.jp/support/fixpacks/netx51j.asp#AddPack
Server Express 5.1J Eclipse AddPack;
http://www.microfocus.co.jp/support/fixpacks/se51jwp.asp#AddPack
Eclipse AddPackの機能と稼動条件
主な機能
- COBOL のパースペクティブとプロジェクト
Eclipse での COBOL 開発の最初のステップは、COBOL プロジェクトの作成です。Eclipse での COBOL プロジェクトは、他の Eclipse プロジェクトと似ています。COBOL プロジェクトは、(依存関係も含めた) ソース ファイル群と、アプリケーションやプログラムを作成するときに使用するビルド コマンド群を表したものです。プロジェクトはウィザードを使って作成し、作成したプロジェクトは [ナビゲーター] ビューに表示されます。この [ナビゲーター] ビューからソース ファイルを開くことができます。
COBOL プロジェクトを作成したり開いたりすると、COBOL パースペクティブが自動的に開きます。パースペクティブは、Eclipse の概念です。パースペクティブでは、アクティビティに関連するビュー、メニュー、オプションを表示します。中でも、COBOL パースペクティブには、[ナビゲーター] ビュー、[アウトライン] ビュー、[コンソール] ビューが表示されます。このパースペクティブはカスタマイズできるので、独自のビューを選択することができます。
- 編集機能
COBOL エディターは、Eclipse のエディター形式に準拠し、COBOL 編集に必要な機能をすべて備えています。たとえば、エディターには次の機能があります。
バックグラウンド チェック機能;
入力したコードの構文を継続的に解析し、エラーを特定します。エラーには、赤い波線で下線が引かれ、[アウトライン] ビューと [問題] ビューにエラー情報が表示されます。この機能は、[プリファレンス] でオフにできます。バックグラウンド チェックに関係なく、エラー情報はプロジェクトのビルドで生成されます。
コード テンプレート;
入力している文のコードのスニペットです。構文の概要が示され、空欄を埋めるだけです。
[アウトライン] ビュー;
編集中のプログラムの構造を表示します (バックグラウンド チェックがオンの場合)。これは、大きなプログラムを見ていく場合に便利な機能で、たとえば、[DATA DIVISION] 項目をクリックするなど、COBOL のセクションやパラグラフをクリックすると、コード内のその場所に移動できます。
折りたたみ/展開;
[FILE] セクションや [LINKAGE] セクションなど、プログラムのセクションの非表示/表示を切り替えます。折りたたまれているセクションにカーソルを置くと、展開して表示することができます。
プリファレンス;
[ウィンドウ]-[プリファレンス]-[Micro Focus COBOL]-[エディター] で、エディターをカスタマイズできます。上記の各機能は、色、行番号、マージンなどともに、変更することができます。
Eclipse でのコピーブックの扱いは、他の Micro Focus 製品とは少し異なります。COPY 文を展開してコピーブックをインラインで表示することはできません。その代わり、他のファイルと同様にコピーブックを独自のエディター ビューで開くことができます。コピーブックは、親ファイルがコンパイルされると自動的にコンパイルされます。
- デバッグ機能
プログラムを始めてデバッグするとき、起動構成を作成する必要があります。起動構成では、デバッグするプログラムを定義し、デバッグ環境を構成します。
デバッグを開始すると、[デバッグ] パースペクティブとデバッグに役立つ各種ビューが表示されます。デフォルト ビューには、次のビューがあります。
[デバッグ] ビュー (デフォルトで左上に表示);
すべてのスレッドの動的ビューです。各スレッドについて、このビューでは call/perform のスタックを表示し、現在の文の call または perform がどこで実行され、また、それ以前の call と perform がどこからきたものかを示します。スレッドを右クリックし、メニューからオプションを選択すると、実行ポイントを移動することができます。
[変数] ビュー;
現在の文によって変更される変数と、その変更前後の値を表示します。また、最も最近実行された文で変更した変数を示して強調表示します。このビューは、[プリファレンス] で構成し、たとえば、値を 16 進数で表示するように設定できます。
[ブレークポイント] ビュー;
設定したブレークポイントを表示します。ブレークポイントを設定するには、コード ビューで、一時停止させる文のマージンをダブルクリックします。右クリックすると、ブレークポイントのプロパティーを表示することができ、そこから、ブレークポイント到達時に取るべきアクションを設定できます。
- プロジェクトのプロパティー、ビルドとランタイムの構成
[プロジェクトのプロパティー] では、アプリケーションのビルドと実行を行うためのすべての情報を持っています。次の情報があります。
デフォルト プロジェクト構成;
デフォルトのコンパイラ ディレクティブなど、すべてのプロジェクトでデフォルトで使用するコンパイル設定を定義します。
ビルド構成;
ビルドするターゲット ファイルの種類、ターゲット プラットフォームなどのビルド設定を定義します。複数のビルド構成を作成することができるので、デバッグ用に 1 つ、ターゲット プラットフォームそれぞれのリリース用に 1 つというようにビルド構成を持つことができます。
コピーブックのパス;
コピーブックの場所を検索する順序を定義します。
ランタイム構成;
呼び出されるプログラムの検索順序、メモリ割り当て、ANSI ディスプレイの処理方法などのオプションを指定します。
プロジェクト情報は、プロジェクト ディレクトリーの .cobolProj という xml ファイルに保管されます。このファイルはテキスト エディターで参照することもできます。
稼動条件
Net Express 5.1J Eclipse AddPack
サポートプラットフォーム
Windows Server 2003
Windows Vista
Windows XP
*AddPackを使用するためには、以下が必須です;
・Net Express 5.1J WP2以降
・Eclipse 3.4以降
・Sun Java 1.5以降
Server Express 5.1J Eclipse AddPack
サポートプラットフォーム
Red Hat Enterprise Linux 4/5 (x86)
Novell SUSE LINUX Enterprise Server 10 (x86)
AIX 5.3/6.1(POWER)
Solaris 9/10 (SPARC)
*AddPackを使用するためには、以下が必須です;
・Server Express 5.1J WP3以降
・Eclipse 3.4以降