ABK SYSTEME GmbH
ABKシステム

ABKシステム、プラットフォームに依存しない業務支払取引向けソリューションにCOBOLとLinuxを利用

ドイツ国内の5,000万件の支払取引や50万件以上のSWIFTメッセージを
6時間以内に処理する能力をもつ新しい業務支払システムを実現

Highlights

Business

ABK Systeme GmbHは、ユーロ圏における金融機関向け支払取引・支払清算用ソリューション開発の業界大手

Challenge

レガシーCOBOLアプリケーションをLinuxプラットフォームに移行することで、欧州内および国際的な業務支払取引用の、高性能かつプラットフォームに依存しないソリューションを開発

Solution

●Micro Focus Server Express
●IBM eServer zSeries Linux専用メインフレーム

Results/ROI

●レガシーCOBOLアプリケーションのIBM eServer zSeries Linux専用メインフレームへの移行に成功

●国内、欧州諸国、および全世界での支払取引を1つの物理プラットフォームで処理し、ドイツ国内の5,000万件の支払取引や50万件以上のSWIFTメッセージを6時間以内に処理できる業務支払システムを開発

●支払システムの特長

欧州における通貨統合が進む中で、国境を越えた商取引が活発になり、国際的な業務支払取引は増加の一途をたどっています。顧客に代わってこれらの取引を処理している銀行は、包括的な金銭取引を短時間かつ高い信頼性で行える高性能のITソリューションを求めています。しかし現実には、異なるテクノロジーや制度標準に起因する問題により、中央銀行やクリアリングセンターを介して情報を交換することは困難です。

この問題を解決して顧客のニーズに応えるため、ユーロ圏における金融機関向け支払取引・支払清算用ソリューション開発の業界大手であるABK Systeme GmbHは、高性能でプラットフォームに依存しないソリューションを、欧州内および国際的な業務支払取引用に開発しようと考えました。IBMおよびMicro Focusの助力を得て、ABKはレガシーCOBOLアプリケーションをIBM eServer zSeries Linux専用メインフレームに移行しました。その結果としてABKは、国内、欧州全体、および全世界における支払処理を1つの物理プラットフォームに統合した業務支払ソリューションを提供し、ドイツ国内の5,000万件の支払取引や50万件以上のSWIFTメッセージを6時間以内に処理できるようになりました。

●COBOLのレガシー

今日の銀行が使用している基幹アプリケーションの大半は、求められる性能、安定性、そして可用性を確実なものにするために、COBOLをベースとしています。業務支払取引ソリューションが内部システムに適切な情報を提供するためには、COBOLインターフェイスが必要です。外部との通信を行うためには、アプリケーションはフォーマットに拘束されることなく、あらゆる銀行からの命令を受け付け、命令を変換してから担当銀行またはクリアリングポイントに転送しなければなりません。また、求められる利用性を保証するためには、アプリケーションは顧客のニーズに準拠し、拡張性とモジュラ性を備えている必要があります。

金融や通信などの業界では最近、多くの企業がITコストを削減して貴重なリソースを解放するために、複数のプラットフォームやアプリケーションをサポートできる強力な代替OSとしてLinuxを使用するようになっています。

●Linuxへの移行: 未来へ向けたステップ

ABKでは、主要な顧客2社が従来のCOBOLへの技術投資を無駄にせず、年内のLinuxへの移行を希望していたため、顧客の要求にソフトウェアを対応させる必要がありました。特に、レガシーCOBOLアプリケーションのLinuxプラットフォームへの移植を容易にするためのツールが必要でした。ABKは、Euro Finance Information System(E.F.I.S.®)業務支払システムをIBM zSeries on Linux メインフレームに移行するためのソリューションとして、Micro Focus Server Expressを選択しました。

ABK Systeme GmbH(ドイツ、ドライアイヒ)の専務であるArmin Gerhardt氏は、「Micro FocusおよびIBMと連携することで、極めて短期間でこの課題を解決することができ、それによって顧客がビジネス上不可欠なLinuxプロジェクトを期間内に完了することができたのです。」と語っています。

Linux対応Micro Focus Server Expressソリューションにより、zSeries上でLinuxを使用しているユーザは、複数のプラットフォームで稼動しているアプリケーションを1つのサーバに集約し、メンテナンスや管理業務を削減することが可能となります。ABKではCOBOLアプリケーション作成のための開発環境およびアプリケーションサーバとしてzSeries 向けServer Expressを使用することで、複雑で広域にわたるクライアントとワークフロー指向の支払システムの問題を、1つの物理プラットフォーム上で処理できる能力が大幅に向上しました。

Micro FocusのプロダクトマネージャであるIrving Abrahamは、次のように述べています。「Linuxが『中立プラットフォーム』としての地位を確立していく中、ABKも他の多くの金融機関向けサービス企業と同様、Server Expressの能力によって顧客データをIBMの新しいLinux専用メインフレームに移行しました。異なるプラットフォームから最先端のLinuxテクノロジへ移行するためのCOBOLソリューションへのニーズによって、Java、Webサービス、XML、.NETなどの最新テクノロジと共存していく、永続的なテクノロジとしてのCOBOLの将来性に対する当社のコミットメントはさらに深まります。」

「日々ますます多くの企業が、最も重要なビジネスアプリケーションをzSeriesメインフレームのLinux上に移行するアドバンテージを認めるようになっています。」と、IBM Systems Groupのソリューションマーケティングディレクター、Joan Meltzer氏は述べています。「Micro Focus Server Expressのようなソリューションが加わり、メインフレーム上のLinuxへの移行作業を助ける価値あるツールが提供されることによって、その勢いはさらに加速するのです。」

●恩恵の享受

ABKによるzSeriesベースのEuro Finance Information System業務支払プラットフォームの開発により、銀行部門に大きな恩恵がもたらされます。zSeriesシステムを使用することで、各バーチャルマシンは業務支払取引アプリケーションと現在の勘定系に加え、将来のアプリケーションにも対応できます。その結果、ITサーバ環境と対応するLANが大幅に削減され、サポート業務や障害ポイントも最小限に抑えられます。

バーチャルマシンの運用にあたり、単一データの同期化や業務支払取引と現在の勘定系との調整に要する手間が大幅に減り、より短い間隔で実行することが可能になります。このため各銀行部門には、会計管理の即時性が大幅に改善されるという恩恵がもたらされます。

さらに、業務支払取引の個別分野を、組織的および技術的に分離する必要がなくなります。業務支払取引の責任を持つ部署内のすべての従業員が、システム全体のすべての機能を使いこなせるため、スタッフの生産性を最大限に活用することができます。

Euro Finance Information Systemにより、銀行が同一のネットワーク内や、アウトソース/インソースまたは取引銀行内で稼動しているかどうかには関係なく、異なる銀行のすべての業務支払取引を金融センターで管理できるようになります。このシステムは、EBA、CLS、Chaps、Target、RTGSplusなど、あらゆる種類の業務支払取引(手形交換所)や、異なる欧州諸国の手形交換所に対応しています。

●ABK Systemeについて

ABK SystemeGmbHは、ユーロ圏におけるリーディングプラットフォームである業務支払プラットフォームE.F.I.S®(Euro Finance Information-System)を開発した企業です。この標準ソフトウェアは、電子支払取引の全範囲をカバーします。ABKは、コンサルティング、ソフトウェア、セキュリティ、および通信をインテグレートし、ドイツや他の国における100行を超える銀行が、この業務支払プラットフォームを使用しています。このプラットフォームは主に、SWIFT(およびRTGSplus)環境で使用されます。ABK Systeme GmbHは1984年に設立、従業員数は57名です。詳細についてはWebサイトwww.abk.deをご覧ください。

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