西オーストラリア州産業資源省(DoIR)

西オーストラリア州産業資源省

Windowsへの移行により年間ランニングコストを削減

西オーストラリア州産業資源省(DoIR)は、Micro Focusを使用し
大規模な節約を実現

ビジネス上の課題:

1,000本以上のCOBOLプログラムと1,500個のコピーブック(アプリケーション間で共有できる共通ルーチンのセット)を、メインフレームから移行することによって、コストの削減とパフォーマンスの向上を図ること。

製品ソリューション:

・Micro Focus Net Express®
・Micro Focus Application Server™ for Net Express

●大量の情報を保持する省庁

西オーストラリア州は広大で豊富な鉱物資源を持ち、資源産業からの投資が盛んな州です。西オーストラリア州産業資源省(DoIR)は、探鉱および採掘を規制および管理し、主要な産業投資計画を促進する機関です。

DoIRの本拠地はパースで、国内外にある30カ所の支部と1,100名のスタッフで構成されています。DoIRでは1億200万ドルの年間予算のうち、600万ドルがIT予算に充てられています。さらに400万ドルが、IT予算の不足分を補うために使われています。

同省は、鉱物や石油の探鉱および採掘権の承認および管理と地質学的な情報の記録を管轄します。これらを効率的に行うために、権利や調査の登録情報、承諾記録、および環境アセスメントその他の重要なデータが同省に保管されています。取り扱う地質科学的なデータとサービスと製品は広範囲に及びます。

さらに、鉱業および石油業における環境、健康、および安全に関する法律や手続きが遵守されているかどうかの監視も管轄しています。

●変更の選択肢の検討

1998年以来、DoIRはメインフレームのアウトソーシング・サービスを利用してきましたが、3年経過した時点でパフォーマンスの低下とコストの増大を感じるようになりました。DoIRの企業サービス部 情報サービス支部 アプリケーション・デリバリ・マネージャのJohn West氏は次のように語ります。「私たちは、メインフレームのアウトソーシング契約の終了時期を鑑み、他の選択肢を調査してから契約を更新するか否かを決めることにしました。情報システムを提供するより良い方法があるはずだと感じていたので、あらゆる選択肢を検討したいと思っていました。特にインハウスのソリューションを探していたわけではないのですが、インハウスのアプリケーションなら管理しやすくなり、運用コストも削減できるだろうと考えたのです」

「私たちは様々な選択肢を検討し、Windows Server環境に移行することが、費用対効果と適正さの面で最適なソリューションだと感じました。オープンで収束したシステムが実現できるためです」それまでDoIRの環境は、メインフレームを使用した8つのコア情報システムがベースにありました。これはCICSで操作する1,000本のCOBOLプログラムと1,500本のCOPYメンバーからなり、さらにSASビジネス情報ソフトウエアとIBM DB2データベースがありました。そして、このシステムを2分ごとに20台のサーバ(11カ所の支部オフィスを含む)に同期させていました。

●書き換え vs 移行

2001年3月、同省はシステムを既存のメインフレームから代替環境に移行するための見積を依頼しました。回答は2種類に分かれました。1つ目は、新たなテクノロジーを使ってアプリケーションを書き換えるというもの。2つ目は、既存のCOBOLのソースコードを維持したままLANベースの環境に移行するというものです。

「どの選択肢を選ぶにしろ、結果を出すために省の業務が中断される時間を最小限にしなければなりませんでした。時間、コスト、およびリスクを可能な限り減らすことが非常に重要でした」John West氏は語ります。「見積依頼に対する回答を検討した結果、アプリケーションを書き換えるよりも、移行する方がはるかに費用が安く期間も短く済むことがはっきりしました」

●強力で直感的なMicro Focus Animator®

書き換えでなく移行を選択すると、アプリケーションがMicrosoft Windows Serverで使用できるよう再コンパイルするために、Micro Focus製品と、もう1社の製品のCOBOL統合開発環境(IDE)を比較検討しました。

「Micro FocusのNet Expressがより望ましいIDEであると評価しました。このプロジェクトにNet Expressを採用すると決定した理由は、Animatorの品質の良さです」

「Animatorは、プログラムを実行しながら同時にソースコードをステップ・スルーできます。この機能は極めて生産性が高く、どのバグでどのような事象が発生するかを正確に知ることができました。Animatorによってアプリケーションの包括的なテストとデバッグが可能になり、その直感的なインターフェイスのおかげで、プログラムの実行状態を容易にたどることができました。この強力な生産性向上ツールは、他に類を見ないものでした」

「Net Expressを使ってCICS/COBOLアプリケーションを再コンパイルした結果、プログラムの90%は調整したり個々に配慮したりする必要がないことがわかりました。Net Expressによるこの高水準で正確な自動化のおかげで、時間を大幅に節約することができました」

●素晴らしい結果

プロジェクトは、パイロットを含むトライアル、最終的な導入、カットオーバーまで10ヶ月で済みました。これは当初の予定通りであり、予算内での完了でした。

新しい環境では、1,000本のCOBOLアプリケーションがWindows 2000 Server上で実行され、Windows環境にアプリケーションを展開するためにMicro Focus Application Server for Net Expressが使用されています。さらに、IBM DB2データベースからDB2 Universal Database(DB2 UDB)に移行されています。これはDB2のバージョンの1つであり、Intelベースのマシンで稼動します。さらにDoIRは、IBMのTX Series CICS Transaction Managerと、Microsoft SNA Serverも使用しています。

「Net Expressを使った移行プロセスは、既存のソースコードを最大限に利用するうえで重要でした。また、コア・プログラムを変更せずにメインフレームからWindowsに移行しただけなので、ユーザーは新しいアプリケーションについて学ぶ必要がなく、テストとトレーニングが最小限で済みました」

「今やユーザー要求に対するシステム応答時間は3秒未満ですし、インハウスにしたことでアプリケーションの管理もできるようになったため、業務変更や要求に以前より迅速に対応できるようになりました。必要人員についても、ヘルプデスクやオペレータを中心に60%以上減らすことができ、これまで以上にユーザー・コミュニティに貢献できることを心から喜んでいます」

John West氏は次のように結んでいます。「Net Expressは、高速で使いやすい環境をプロジェクトの担当者に提供してくれましたし、Micro Focusのフォローアップは、いつもタイミングが良く質の高いものでした」

「Windows環境のMicro Focusに移行した結果、アプリケーションを書き直す場合に比べてコストは3分の1で済み、期間も2年短縮できました。さらに、年間のランニングコストも50%以上削減することができました」

産業資源省 企業サービス部 情報サービス支部 アプリケーション・デリバリ・マネージャ
John West氏

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