本ユーザー事例は、英国で作成した事例を日本語訳したものです。
英語版は こちら をご参照ください。

SYSPRO

Net Express で .NetのWebアプリケーションを構築

Sysproは、Micro Focus Net Expressを用いることで、B to B Webアプリケーション作成の最前線にいます

Highlights

Business Requirements

SysproのバックオフィスERPシステムを、最新のテクノロジーを利用したフロントエンドアプリケーションに統合させたいという市場の要求

Challenge

18年以上にわたって開発されてきた既存のビジネスロジックを、新しいコンポーネントベースの統合レイヤーで再利用するという重要なニーズへの即応

Solution

* Micro Focus Net ExpressTM
* Micro Focus Net Express Application Server

Results/ROI

* 既存のビジネスロジックを活用することによって、開発時間および開発コストを大幅に削減することができた。

* COMベースの統合レイヤーによる新しい製品への迅速な移行によって、Sysproは市場での優位性を保っている。

* .NET WebインターフェイスからCOBOL COMコンポーネントへのアクセスが可能になり、Sysproの顧客の利用方法が拡大。

●競争の激しいERP市場では、たゆまざる製品の発展がカギ

Webベースのソリューションに対する顧客の期待が高まる中、既存のバックオフィスアプリケーションを提供するソフトウェアベンダーは厳しいビジネス上の課題に直面しています。こうしたベンダーは、全く新しいe-ビジネスモデルをサポートするようソフトウェアを設計して、高まる顧客の要求に応じる競争に勝ち残らなければなりません。エンタープライズ・リソース・プラニング・ソフトウェアベンダーであるSysproは、1984年以来ビジネス関係を続けてきたマイクロフォーカス社の最新COBOL統合開発環境「Micro Focus Net Express」を用いることによってこの課題に対応しています。

Webサービスは、IT業界がe-ビジネス統合の問題を解決するための究極的な試みです。従来のほとんどのソフトウェアは、取り扱いの難しいプログラムコードを大量に集めた単一の集合体として、手続き型の形式で構築されていました。続いて対話型のグラフィカル・ユーザー・インターフェイスと初期のWebベースシステムが導入され、バックエンドアプリケーションとの簡単な対話ができるようになりました。この業界における第3番目の革命的ステップはソフトウェアのコンポーネント化でした。オリジナルのバックエンドプログラムを分解して、個々のビジネス内容と機能を表すコンポーネントの集合体にまとめたのです。現在、企業は、Webサービスを利用することにより、一般的なインターフェイスを介したインターネットからアクセスできるサービスとして、こうしたコンポーネントを再構築することができます。

Web上で作動するアプリケーションへの道程はスムーズなものでした。初期のMicrosoftのCOMアーキテクチャを用いたコンポーネント化によるCOBOLコード開発から、最終的には完全なWeb実現へと進展したのです。Sysproは、オリジナルのコード・ベースを維持しながらこれらすべてを行いました。Micro Focus Net Expressは、この革命的プロセスの重要部分だったのです。

Sysproのマネジング・ディレクタ、Phil Duff 氏は次のように語っています。「我々は高まるニーズを目の当たりにして、こうした要求を満たすようなソフトウェアを作るのです。これはマイクロフォーカスなしにはできなかったことです。我々が自分の仕事をするのにツールが必要な時は常に、十分に考案された優秀なアプリケーションをマイクロフォーカスが提供してくれます。そしてそのアプリケーションはすばらしい性能を発揮します。Micro Focus Net Expressは、1つのパッケージで必要なものすべてを備えているのです。」

●既存Micro Focus COBOL資産の活用

Overview of Integration Architecture 顧客の要求に先んじて、Sysproのチームは常に時代を先取りして積極的に新製品強化を展開してきました。1994年、チームは、Sysproのキャラクター・ベースの製品であるIMPACT AwardTMを、Micro Focus Dialog SystemTMを用いてグラフィカル・バージョンに変えました。最近では、Sysproの長年売り上げトップを誇る財務・会計、流通、製造パッケージであるIMPACT EncoreのWindows XP認証のための一環として、Dialog System GUIを使用して完全に Windows XPスタイルのインターフェイスを追加しました。

1997年、SysproはMicro Focus Net Expressを用いてIMPACT EncoreのWebフロントエンドを作成しました。このチームはMicro Focus Net Express Form DesignerTMを用いて、Active XコントロールとJavaScriptを組み合わせたCOBOLコードのフロントエンドを作成し、対話型のWebインターフェイスを作成することができました。この新しい機能によってSysproの顧客は、エンドユーザーに在庫の状況やオーダー状況をインターネットで問い合わせることができる機能を提供し、エンドユーザーはより柔軟な運用が可能になったのです。

●Micro Focus Net ExpressによるCOBOL COMフレームワーク

Webフロントエンドの作成はSysproの開発道程の1ステップにすぎませんでした。Sysproはマイクロフォーカスと協力し、ソフトウェアをコンポーネントベースのシステムに変えました。Duffはこう言っています。「我が社の価値あるCOBOLビジネスロジックを取り出し、COMラッパーに組み込んでユーザーに提供できるという能力がMicro Focus Net Expressにあることが分かったのは本当に幸運でした。」

アプリケーションをCOMコンポーネントに分割して得られる主な利点は、Sysproの顧客が、COMコンポーネントとして他のアプリケーションにアクセスするだけで、製品を直接連動させることができることです。Micro Focus Net Expressを用いて、Sysproは統合レイヤーを作りました。これによってユーザーは、個々の顧客機能を表すCOMオブジェクトを介してコアCOBOLアプリケーションコードにアクセスすることができます。このため、Sysproは、ますます専門化する市場においてそのビジネス・モメンタムを維持することができるのです。他の企業が特定のバックオフィス機能を扱う高品質のソフトウェアシステムを開発すれば、Sysproのようなベンダーが、顧客がすべてに対して1つのERPパッケージを使用するよう望むことは非現実的であるとDuffは気付いていました。COMフレームワークによってソフトウェアは顧客にとってより柔軟なものになるのです。

「重要なのは、Micro Focus Net Expressにはウィザード・アプローチがあるので、COMへの移行の際の冗長な側面を排除することができることです。」とDuffは語り、また「現在は製品全体をCOMアーキテクチャへ着実に変換している」と付け加えました。「まずは最もはっきりとしたものから行っています。その秘訣は、あらゆる方法で同じ機能が得られるようにしながら、すべてのビジネスロジックをCOMインターフェイスに変換することです。」

●.NETからCOBOLへのアクセス

「Microsoft .NETの登場により、Sysproが.NETソリューションを最初から提供して、時代の先頭を行くことが不可欠になりました。」Duffは、Micro Focus Net Expressによって製品全体を変換せずに、これを成し遂げることができました。製品全体を.NETに変換するのではありません。というのは、ロジックをCOM作動させることによってSysproは、Micro Focus Net Expressと.NETの相互操作性を利用してMicrosort .NET環境からCOBOLビジネスロジックにアクセスすることができるからです。「COMから.NETに移行するのは文字どおりたった5分のプロセスです。」とDuffは言います。実際、IMPACT Encore e.netソリューションの一環として、現在Sysproは、Microsoft ASP.NETを用いて新しいWebフロントエンドを導入し、COBOL COMコンポーネントにアクセスする準備をしているのです。

またこのWebアーキテクチャによって、Sysproの顧客は、統合フレームワークを企業内のアプリケーションだけではなく外部のアプリケーションにまで拡張することができます。Duffは、セールスオーダー入力担当者が見込み顧客に対応するような現実のシナリオを例に上げて説明しています。「たとえば、顧客はひとりのセールス担当者に対してのみリクエストを出して、製品が在庫切れであることを知ることができます。従来はオペレータが顧客を電話口で待たせるか、あるいは折り返し電話することにして、サプライヤに電話して在庫についての情報を得ていました。セールスアプリケーションがインターネットからアクセスできるサプライヤ提供のWebサービスを利用すれば、このプロセスは自動化することができます。ボタンをクリックすれば、サプライヤのコンピュータにWebリクエストが発信され、その製品がいつ入るのか分かるのです。」とDuffは説明しています。

●将来のプラン

Micro Focus製品に関するSyspro社の将来のプランについて、Duffは次のように答えています。「もちろん。マイクロフォーカスは、我が社が新しい一歩を踏み出すときには必ずサポートしてくれます。今後もこうした関係が続くことを望んでいます。」Sysproは他の可能性を模索しますか、という質問に対しては次のように答えています。「もちろん求めていません。最高機能の製品を発見したのに、他の可能性を考える必要なんてあるのでしょうか。」

ユーザープロフィール

  • 1981年創立
    ERP製品の開発・販売を行うソフトウェアベンダー
    一貫してCOBOLを活用
  • 1984年 ERP製品「Impact Award」発表(MSDOS&UNIX)
  • 1994年 Windows GUI版「Impact Encore」
  • 2001年 「Impact Encore」でMicrosoft XP Certification取得
  • 2002年 「Impact Encore」.NET版の出荷予定
    (ASP .NETフロントエンド+COBOL COMコンポーネントを採用。現在開発中。)
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