株式会社 セイノー情報サービス

株式会社 セイノー情報サービス

基幹システムのUNIX to UNIXマイグレーション。
Micro Focus Server Express / Net Expressを採用して、
ストレート・コンバージョンに成功。

Highlights

Business

セイノー情報サービスは、セイノーホールディングスの情報戦略会社。グループで培った大規模システムの構築、維持運用のIT技術を基に、物流・ロジスティクス領域のサービス事業、IT技術サービス事業を一貫して展開している。

Challenge

2009年、西武運輸株式会社がグループ会社に加わり、これを機にグループ内でシステム開発・運用の最適化が進められることに。その第一歩が輸送系システムの運用統合だった。同社は運用形態を統一するため、サーバーリプレースを機に、Solarisサーバーで稼働していたシステムをセイノーホールディングスのシステム環境に近づけることにした。

Solution

IBMのAIXサーバーを選択し、COBOLソフトウェア資産を移行する。それが今回同社が選んだ方法で、ここで採用されたCOBOL統合開発環境がMicro Focus Server Expressだった。選択理由は、1つの製品の中にソート機能、カバレージ取得機能など求める機能が網羅されており、COBOLプログラム内に漢字や日本語が利用できることだった。

Results

新システムは、当初の予定どおりサービスインし、順調かつ安定的に稼働している。パフォーマンスも向上した。これによって、セイノーグループの基幹システム環境と運用形態も統一でき、セイノー情報サービス内での問題検知およびその対応が迅速化した。また、西武運輸の情報システム部門での運用工数が大幅に削減しており、セイノーホールディングス全体としてのシステム最適化が進んだ。

 セイノーホールディングスの情報戦略会社として、物流・ロジスティクス領域のサービス事業、IT技術サービス事業を一貫して展開している株式会社 セイノー情報サービス。
 2009年、西武運輸株式会社がグループ会社に加わり、これを機にグループ内でシステム開発・運用の最適化が進められることになりました。その第一歩が輸送系システムの運用統合で、同社は運用形態を統一するため、サーバーリプレースを機に、Solarisサーバーで稼働していたシステムをセイノーホールディングスのシステム環境に近づけることにしました。
 同社が選択したのは、IBMのAIXサーバーへCOBOLソフトウェア資産をストレート・コンバージョンするという方法で、ここで採用されたCOBOL統合開発環境がMicro Focus Server Expressでした。
 新システムは当初の予定どおりサービスイン。これによって、同社内での問題検知およびその対応が迅速化するとともに、西武運輸の情報システム部門での運用工数も大幅に削減でき、グループ全体としてのシステム最適化が進みました。

●The company

 株式会社 セイノー情報サービスは、1984年に誕生したセイノーホールディングスの情報戦略会社です。事業基盤は、グループで培った大規模システムの構築、維持運用のIT技術。これを基に、物流・ロジスティクス領域のサービス事業、IT技術サービス事業を一貫して展開しています。めざしているのは、リード・ロジスティクス・プロバイダ。顧客のビジネス環境変化に適応した、経営支援の価値向上実現の次世代ロジスティクスサービスをITで提供しています。

●The challenge

 2009年4月、セイノー情報サービスの親会社である セイノーホールディングスの株式取得によって、西武運輸株式会社がグループ会社になりました。これを機にグループ内でシステム開発・運用の最適化が進められることが決定しました。その第一歩が輸送系システムの運用統合でした。セイノー情報サービスでは運用形態を統一するため、サーバーリプレースを機に、Solarisサーバーで稼働していたシステムをセイノーホールディングスのシステム環境に近づけることにしました。

 このUNIXシステムは、バッチ処理プログラムが国産ベンダー製COBOLで記述されていました。グループトップから早期の運用統合を要請される中、セイノー情報サービスは一つの決断を下しました。

●The solution

 IBMのAIXサーバーを選択し、COBOLソフトウェア資産を移行する。それが今回同社が選んだ方法でした。これを推進する前段として、同社は日本アイ・ビー・エム社が移行総合技術センターで行っているアセスメントサービスを利用し、単純移行を前提とした非互換点の洗い出しとその修正方法についての実現性を確かめました。これは現行システムの単純移行が困難な箇所の対処法を知る上で有効だったそうです。

 結果的に高い移行率を確認できたとして、2010年4月、同社はプロジェクトを本格的に開始します。ここで採用したCOBOL統合開発環境がMicro Focus Server Expressでした。また、Windows環境でのクロス開発にはMicro Focus Net Expressを利用いただきました。

 プロジェクト・マネジャーを務めた株式会社 セイノー情報サービス システム開発部 部長 兼 開発一チーム リーダー 伊藤義幸氏は、選択の理由を次のように語ります。
「1つの製品の中に求める機能が網羅されている点を評価しました。特に、ソート機能があって別のツールを購入する必要がないことは大きかったです。また今回カバレージの取得は重要な要件だったのですが、それもMicro Focus Server Expressで取れるというので、自然の成り行きで選択しました」

 同社 システム開発部 開発一チーム 係長 亀井茂孝氏は、選定当時をこう振り返ります。
「オープン系COBOLに触れるのは今回が初めてでした。現行システムにはCOBOLプログラムの変数名に漢字や日本語が使われていて、非常にわかりやすく新鮮だったんですが、このまま移行できるかどうかは当初少し不安でした」

 亀井氏を補足して、同社 技術部 技術一課 課長 河合浩志氏はこう語ります。
「そのため漢字や日本語が使えるCOBOLであることは必須の条件で、Micro Focus Server Expressなら可能というのでこれに決定した経緯があります」

 そのほか、実際に試用してみて高い移行率を望めたこと、この製品を利用した移行事例が豊富であったことも大きな選択要因だったといいます。

移行プロジェクトの概要
移行プロジェクトの概要

●The result

 今回のプロジェクトでは、COBOLで記述された現行のバッチ処理プログラムがコピーブックを含めて約1,600本存在しました。これらを新システムへ移行するミッションを担ったのが同社開発一チームです。

 チームリーダーを務めたシステム開発部 開発一チーム 係長 田中正氏は、Micro Focus Server Expressを使ってのプロジェクト推進経験を次のように語ります。
「カバレージを取ることが重要でした。現行システムと新システムの結果が合うというだけではなく、より多くのロジックが通ることで機能に差異がないことを証明できるため、テストカバレージ機能はよく利用しました。うまく考えられた製品だと思いました」

 実際の移行に当たっては、4名がチームを組んでプログラムを分担しながら進めていったそうです。システム開発部 開発一チーム 加藤隼一氏は次のように語ります。
「デバッグ機能が便利でよく使いました。基本的な機能はきちんと押さえられているツールだと実感しました」

 加藤氏のリードを得て作業を行ったのは、システム開発部 開発一チーム 長野真也氏です。
「まだ新人で、先輩の指示のもとにマイクロフォーカスにはいろいろ技術的な質問を投げました。返事が速いですね。あるときは電話で即答いただいて助かりました」

 “私も何度か質問した”と語るのは、システム開発部 開発一チーム 千田和弥氏です。
「アニメート機能、デバッグ機能が重宝しました。わからないことがあると質問するのですが、すぐ返事が来るので前へ前へ進めました」

 千田氏とコンビを組んでいるのが、システム開発部 開発一チーム 馬渕雄一氏。
「統合開発環境自体に触れるのが初めてなんですが、COBOLプログラムが色分けされていて変数などがわかりやすいことに驚きました」

 新システムは、1年間で本稼働を実現するという当初の予定どおり、2011年3月末日サービスインしました。これまでのところ順調かつ安定的に稼働しており、西武運輸の輸送業務を力強く下支えしています。

 「COBOLプログラム実行環境の変化、ハードウェアのスペック向上など、さまざまな理由があると思いますが、バッチ処理プログラムを始めシステム・パフォーマンスも大きく向上しました」と亀井氏は語ります。

 伊藤氏はMicro Focus Server Expressを利用した移行プロジェクトの成果を、次のように語ります。
「今回は、COBOL、Javaを合わせ、総プログラム本数約6,000本に上る大規模な基幹システムを、1年という限られた時間で安全にマイグレーションするというプロジェクトでした。その中で、7割程度のCOBOLプログラムをMicro Focus Server Expressで手をかけず移行できたことは、成功の大きな要因だったと思います」

 これによって、新システムはセイノーグループの基幹システム環境と運用形態が統一でき、セイノー情報サービス内での問題検知およびその対応が迅速化しました。また、それと同時に西武運輸の情報システム部門での運用工数が大幅に削減しており、セイノーホールディングス全体としてのシステム最適化が進みました。

 第一線で活躍しているCOBOL資産を有効活用しつつ、事業環境の変化をキャッチアップするというチャレンジのサポート手段として選ばれたのは、Micro Focus Server Expressでした。

本プロジェクトチームの方々
本プロジェクトチームの方々

Technical Keyword

サーバーリプレースに伴うCOBOL資産のUNIX to UNIXマイグレーション
現行システムを「そのまま動かす」ことが目的のストレート・コンバージョン

ユーザープロフィール

株式会社 セイノー情報サービス

本社:岐阜県大垣市
設立:1984年3月
資本金:1億円(2011年5月現在)
従業員数:386名(2010年6月現在)
事業内容:コンピュータによる情報処理ソフトウェアの開発・販売、コンピュータシステムの管理・運営など
URL: http://www.seino.co.jp/sis/

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