宇部興産農材株式会社 |
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販売管理システムをメインフレームからオープン環境へ移行 |
Highlights
Business
宇部興産農材株式会社は、宇部興産株式会社農材事業部と統合し発足した化成肥料、育苗培土、家庭園芸肥料の製造・販売会社。1955年の会社設立から一貫して肥料製造に携わり年商100億を超える売り上げを実現。
Challenge
宇部興産株式会社の事業部時代から利用していたメインフレームは、ERPパッケージ導入に伴い、2005年9月をもって廃棄されることが決定。基幹業務の販売管理システムをメインフレームから脱却させ、既にオープン環境で稼動中の販売計画などの周辺システムと統合することが必要となった。
Solution
業界特有の商流への対応が必要でありパッケージ導入はカスタマイズ費用が高額となり断念。利用中のメインフレームに対応したリホストツールは、新規開発以上にコストが掛かることが判明。オフコンや安価なメインフレームのレンタルも検討したがオープン環境で稼動中の周辺システムとの統合に問題が残る。COBOLのほかに簡易言語で作成したプログラムが半分近くありマイグレーションが困難と思われたが、Micro Focus COBOLへの変換ツールを提供するソリューションプロバイダーの支援により移行コストを低く抑え、目標達成のめどがたった。
Results
販売管理システムは予定どおりカットオーバーを果たし、メインフレームを完全に撤去。運用開始後半年を経過しているが、特にトラブルもなく順調に稼動中。エンドユーザ画面、操作性を極力変更せず利用者に負担与えることなく業務を継続。
宇部興産農材株式会社は、宇部興産株式会社農材事業部時代の1994年から利用してきたメインフレームの完全撤去を決定。メインフレームに比べて年間30%のコスト削減、移行コストは5年で償却する目標に向けて、パッケージ導入、リホストツール採用、オフコンへのマイグレーションなど様々な方式を2年間検討。既にオープン環境で稼動中の販売計画など周辺システムとの統合、簡易言語で作成したプログラムをMicro Focus COBOLへ変換するマイグレーションソリューションが決め手となり、Windowsサーバへの移行を決断しました。
システム開発を担当する株式会社宇部情報システムは、山口県内最大級のIT企業であり、メインフレームからUNIX、Windowsサーバまで幅広いシステム構築技術をもち、今回のマイグレーションプロジェクトを予算、期間ともに目標どおり達成しました。豊富な業務知識を持ったメインフレームのCOBOL要員がMicro Focus COBOLを使うことによって、オープン環境で新しいアプリケーション構築を行う体制も整いました。
●The company
宇部興産農材株式会社は、宇部興産株式会社農材事業部と統合し発足した化成肥料、育苗培土、家庭園芸肥料の製造・販売会社です。1955年の会社設立から一貫して肥料製造に携わり年商100億を超える売り上げを実現しています。2003年に三菱商事株式会社の資本参加を受け、機能性肥料製造工場を増設、生産能力をさらに向上させています。
株式会社宇部情報システムは、山口県内最大級の IT 企業で、1983年に 宇部興産株式会社 の全額出資のもと、同社の情報システム部門が分社し設立されて以来、山口県宇部市に本社を置き、地元での確かな基盤を築き上げると共に、全国展開の事業を営んでいます。宇部興産株式会社 で長年に渡り蓄積してきた技術・ノウハウをフル活用し、主に製造業向けの情報処理サービス全般を提供しています。2001年3月、株式会社オージス総研 の資本参加を機に、新たなる成長と発展の方向を探り、また、より広い視野でのビジネスを展開しています。
●The challenge
宇部興産農材株式会社は、宇部興産株式会社事業部時代の1994年からメインフレームを利用してきました。1999年に宇部興産農材株式会社として発足後もメインフレームを共同利用してきましたが、宇部興産株式会社のERPパッケージ導入に伴い、2005年9月をもってメインフレームを廃棄することに決定しました。このような経緯により、基幹業務の販売管理システムをメインフレームから脱却させ、既にオープン環境で稼動中の販売計画などの周辺システムとの統合することが必要となりました。現行システムは、エンドユーザの使い勝手や業務仕様について満足を得ており、期間内に安全、確実、安価に移行することが課題でした。
約1,000本のCOBOLプログラム資産は移行性が高く、ストレート移行が可能と容易に推測できましたが、約700本の簡易言語で作成されたプログラムの移行が大きな足枷となり、マイグレーションは困難と思われました。このため様々な移行方式を比較検討することとなりました。
●The solution
2002年8月からERPパッケージの導入を検討しましたが、肥料業界特有の商流に対応した製品がなく、業務仕様にあわせるためのカスタマイズ費用が高額となり断念せざるを得ませんでした。2003年1月からは、利用中のメインフレーム環境に対応したリホストツールの導入を検討しましたが、新規開発以上にコストが掛かることが判明。オフコンや安価なメインフレームのレンタルも検討しましたがオープン環境で稼動中の周辺システムとの統合に問題が残り採用を見送りました。
最終的にストレート移行案に戻り、足枷となると考えた簡易言語で作成されたプログラムについてソリューションを調査したところ、COBOLへの変換ツールを提供するソリューションプロバイダーとの協業が可能と判明しました。従来から利用してきたメインフレームメーカーのオープン環境用COBOL製品は互換性が高いと考え、検討しましたが、簡易言語の変換ツールのターゲットがMicro Focus COBOLでデファクトスタンダード製品である点を評価し採用を決定しました。
移行先は、販売計画などの周辺システムでの利用実績があったWindowsサーバをコスト、性能、信頼性を評価し採用しました。プラットフォームは大きく変わりますが、プログラム言語は従来から使ってきたCOBOLが利用でき、豊富な業務知識を持ったメインフレームのCOBOL要員が移行作業、テスト、そして移行後のシステム保守、運用の即戦力となる点も決め手となりました。
●The result
販売管理システムは2004年8月から移行作業を開始し、予定どおり2005年7月に稼動、9月にメインフレームを完全に撤去できました。運用開始後半年を経過、特にトラブルもなく順調に稼動しています。エンドユーザ画面、操作性を極力変更せず利用者に負担与えることなく業務を継続できたこともストレート移行の成果といえます。メインフレーム利用時に比べ、運用費用は年間約30%低減、移行費用は約5年で回収の見込み。目標とした期間内に安全、確実、安価に移行することができました。今後は、豊富な業務知識を持ったメインフレームのCOBOL要員を活用したマイグレーションビジネスにも取り組み、また、COBOLの.NET対応にも期待しています。
| プロジェクトご担当者 | ||
![]() 株式会社宇部情報システム ビジネスソリューション本部 ビジネスシステム第3部 青木優氏 |
![]() 株式会社宇部情報システム ビジネスソリューション本部 ビジネスシステム第3部 課長 植木俊彦氏 |
![]() 株式会社宇部情報システム ビジネスソリューション本部 ビジネスシステム第3部 課長 町田圭吾氏 |
Technical Keyword
MSP上COBOLプログラムをWindows環境へ移行
移行前の操作性・機能をすべて継承
ユーザープロフィール
宇部興産農材株式会社
本社:山口県宇部市
設立:1955年10月
資本金:4億9,000万円
売上高:103億円(2005年3月期)
従業員数:104名(2005年3月現在)
ユーザープロフィール
株式会社宇部情報システム
本社:山口県宇部市
設立:1983年9月
資本金:1億円(オージス総研51%、宇部興産49%)
売上高:46億円(2004年度)
従業員数:290名(2005年3月現在)




