========================================================================= M I C R O F O C U S N E T E X P R E S S 3 . 0 ========================================================================= コンパイラ FixPack (TM) ======================= V1.0.007 目次 ==== 概要 変更内容 提供されるファイル 免責事項 概要 ======== FixPack は、既にインストールされた Net Express 3.0J に対して、機能強化と問 題点の改修を与えるのもです。ひとつの FixPack は、ひとつのコンポーネントのみ を更新するようになっています。この FixPack は、コンパイラコンポーネント を更新します。 FixPack は、クライアントライトインストールされた Net Express に適用すること はできません。システムアドミニストレータが、この FixPack をサーバインストー ルにインストールしなければなりません。 FixPack をインストールするには、WebSync のダウンロードページで ファイル名.EXE をクリックします。直接あなたのブラウザからファイルを開いても、 あるいは、一時ディレクトリに保存してから実行しても良いです。このファイルは 自己解凍圧縮ファイルであり、自動的に FixPack をインストールしてくれます。 FixPack をインストールするのに、他に必要なことがあれば、以下で説明されてい ます。 ひとつのコンポーネントに対する連続した複数の FixPack は累積的に提供されてい ます。即ち、各々の FixPackは、以前の FixPack で提供されていた全てのものを含 みます。従って、FixPack を適用するときに、そのコンポーネントに対する以前の バージョンの FixPack を適用する必要がありません。もし、以前のバージョンの FixPack が既に適用されていても、問題はありません。 ウィンドウズのコントロールパネル中の「アプリケーションの追加と削除」を使っ て、この FixPack を削除することができます。Micro Focus Net Express をクリッ クすると、削除対象として選択できるコンポーネントのリストの中に、FixPack が 表示されます。FixPack を削除すると、適用された全ての変更が取り除かれ、Net Express のこのコンポーネントをオリジナルのベースソフトウェアに復元させます。 変更内容 =========== ここでは、この FixPack で提供される変更点について説明します。 V1.0.007 での追加 ================= o CURSOR IS 句が GNT、OBJコードでは無視されるという問題がありました。 -516526 o 10のべきの数字定数による除算、乗算で不正な結果が出ることがあるとい う問題がありました。GNT、OBJコードでのみ発生します。 -516939 o RTS呼び出しの無いGNT、OBJコードをアニメートするときに、ステップ実 行やデータ項目の検査でエラーが発生するという問題がありました。 -702250 702258 702379 V1.0.006 での追加 ================= o 定数で添え字付けされたデータ項目に対する UNSTRING文が、DELIMITED 句を持たないとき、結果が不正になるという問題がありました。 -703184 o 空白文字を含むディレクトリ名の下にある COPYファイルが探索されないと いう問題がありました。 -703156 o REENTRANT(2) 指令でコンパイルされたプログラムを EXE にリンクできな いという問題がありました。 -615700 o 2つの組込み関数に対する比較条件が不正な結果を返すという問題があり ました。 -516263 V1.0.005 での追加 ================= o DATA-CONTEXT指令が、OPT(2)以上とともに指定されているとき、添え字 付けされたデータ項目の MOVEで不正な結果が生じることがあるという問 題がありました。 -516421 o SCREEN SECTION の表示結果が、GNT、OBJコードでは不正になることがあ るという問題がありました。 -600662 o 数字定数の + と * の組み合わせからなる算術式で、不正な結果になるこ とがあるという問題がありました。 -600684 702878 702879 o GNT、OBJコードのステップ実行中に、INITIALIZE文で RTSエラー 115 ("予期せぬシグナル") が発生することがあるという問題がありました。 -702376 o RM指令が設定されているとき、部分参照付けされた英数字項目をDISPLAY 数字項目に転記すると、先頭のゼロが補填されないという問題がありまし た。 -702775 o DIVIDE 数字定数 INTO のコンパイル中にエラー 038 ("内部エラー") が出ることがあるという問題がありました。 -703061 o OUTPUT PROCEDURE句を持つ SORT文で、出力手続き中に STRING文があると、 SORT-RETURN 特殊レジスタが常に 16 になるという問題がありました。 -703101 703110 o SET モニター名 TO WRITING CONVERTING FROM BROWSING でリンクエラー となるという問題がありました。 -516420 o CHANGEMESSAGE(ALL S) 指令が拒否されるという問題がありました。 -703038 o CHARSET(EBCDIC) が指定されているときに ACCEPT FROM ENVIRONMENT-VALUE 文が DATA DIVISION の先頭近くのデータを破壊するという問題がありまし た。 -516215 o CHARSET(EBCDIC)指令でコンパイルされたプログラムを EXEにリンクし、 Application Server環境で実行すると、RTSエラー 173 ("呼び出される プログラムがドライブ・ディレクトリ中に見つからない") を生じると いう問題がありました。 -515138 o 表中の数字編集項目への ACCEPT文を実行すると、PERFORMループが不正 に処理されるという問題がありました。 -516244 o DELIMITED句を持つ呼び出しプロトタイプが、78パラメタの末尾にナル 文字を挿入しないという問題がありました。 -600696 o REPLACEコンパイラ指示文が、$IF文がTRUEと評価された後に引き続く場 合に無効になるという問題がありました。 -701909 o 入れ子のプログラム中の GLOBAL句を持つ集団項目に対する MOVE CORRESPONDING文が正しく動作しないという問題がありました。 -515220 V1.0.004 での追加 ================= o CALL BY VALUE で構文エラー 28 ("データ項目が長すぎる") を生じること があるという問題がありました。 -516281 o コンパイラ FixPack v1.0.003 でOpenSQLプログラムを正しくアニメートで きないという問題がありました。 -516257 o NOCOPYLBR指令が設定されているとき、COPY メンバー名 OF A と書くと、 A をディレクトリ名ではなくドライブ名と認識してしまうという問題があ りました。 -516061 V1.0.003 での追加 ================= o コマンド行の長さを越える長さのレコードを含む応答ファイルを用いて COBOLプログラムをコンパイルすると、RTSエラー 114("アクセス違反") を生じることがあるという問題がありました。 -702517 702758 o アニメート中に OBJECT REFERENCEデータ項目を検査しても、クラス情報 を表示できないという問題がありました。 -600643 o OUTPUT PROCEDUREを持つ SORT文で、特殊レジスタ SORT-RETURN が 16に 設定されてしまうことがあるという問題がありました。 -600630 o 添え字付けされたデータ項目に対して PERFORM文を書くと、不適切な構文 エラーメッセージが出るという問題がありました。 -B600642. o RENAMES 01レベル項目 THRU 01レベル項目 で不適切な構文エラーメッセ ージが出るという問題がありました。 -515807 o ON OVERFLOW句のある UNSTRING文で RTSエラー 114 ("アクセス例外") が 発生することがあるという問題がありました。 -702753 o NORETRYLOCK指令を指定しても、ロック中のレコードへのアクセスを再試 行してしまうという問題がありました。 -515943 o メインフレームの印刷ファイル形式(Filetype 11)へ CHARSET(EBCDIC) で WRITEすると、ADV + OSVS指令を指定しても、キャリッジ制御を EBCDIC でなく ASCII で出力してしまうという問題がありました。 -513753 V1.0.002 での追加 ================= o ある特定の組み合わせの算術式に対して、コード生成中にコンパイラが RTS エラー 114 ("アクセス例外") を生じることがあるという問題がありました。 -600537 600541 600591 515547 515572 702663 o SPZERO指令が設定されているとき、英数字項目から数字項目への転記で、不 正な値が転記されることがあるという問題がありました。 -600557 o 添え字付け、または、部分参照された項目どうしの転記で、コード生成中に コンパイラが RTSエラー 114 ("アクセス例外") を生じることがあるという 問題がありました。 -600564 o 埋めこみSQLのプログラム中で DFHRESP と DFHVALUE を利用者語として使用 できませんでした。 -513292 o クラスプログラムで OBJECT SECTION中に EXTERNAL属性のファイルを持って いるもののコンパイル中に RTSエラー 114 ("アクセス例外") を生じること があるという問題がありました。 -600565 o クラスプログラムで OBJECT SECTION中に OCCURS DEPENDING ON項目を持って おり、その項目がメソッド中で参照されていると、コンパイル中にエラーが 生じることがあるという問題がありました。 -600559 o SORT文の GIVING指定のファイルに DECLARATIVES が書かれていると、コンパ イル中にコンパイラがハングしたり、"メモリ不足" のエラーで終了したりす ることがあるという問題がありました。 -702661 702521 o PIC N で VALUE句を持つデータ項目を、英語版オペレーティングシステムで コンパイルすると、不正な構文エラー 215 ("VALUE句と PICTURE句の不整 合") が報告されると言う問題がありました。 -702568 o LENGTH OF <独立符号数字項目> の評価結果が INTコードの場合不正になるこ とがあるという問題がありました。 -702631 512131 o REENTRANT(1) 指令でコンパイルされたプログラムで、OCCURS句中の INDEXED BY句のデータ項目が静的メモリに割り付けられるという問題がありました。 この FixPackでは正しく THREAD-LOCALメモリに割り付けられます。 -702607 o アニメート中に、浮動小数点型のFILLER項目を含む集団項目を検査し、ズーム 機能で表示される子供項目の値が不正になるという問題がありました。 -600543 o SET 条件名 (添え字) の構文で、実行時にエラー 153 ("添え字範囲の違反") が生じることがあるという問題がありました。 -600617 o CHARSET(EBCDIC)指令が指定されているとき、VALUE OF FILE-ID <文字定数> 句 の定数を EBCDIC に変換してしまうという問題がありました。 -702683 V1.0.001 での追加 ================= o BY VALUEで宣言されたパラメタ項目を USINGに書いた副プログラムを、BY VALUE指定無しに CALLすると、実行時に RTSエラー 114 ("アクセス例外") を生じることがあるという問題がありました。 -702251 o SCREEN SECTION 中の末尾に OCCURS句を持つ項目が書かれていると、コン パイラが不正な構文エラー 14 ("不正なオペランド") を報告するという問 題がありました。 -513314 o CALL-RECOVERY指令で不正な INTコードが生成されると言う問題がありまし た。 -513735 511817 o ACCEPT WITH TIMEOUT文で不正な INTコードが生成され、コード生成時にコ ンパイラが 14 ("IFの入れ子レベルが深すぎる") のエラーを生じることが あるという問題がありました。 -514001 o EXTERNAL属性を持つファイルを含む副プログラムが CALLされるときに、FCD 中のファイル名へのポインタが破壊されるという問題がありました。 -514456 o BLANK WHEN ZERO句を持つデータ項目に対する IS NUMERIC条件を含むプログ ラムのコンパイル中に、不正な INTコードのエラーを生じることがあるとい う問題がありました。 -514477 o COPY メンバー名 IN ライブラリ名 のコンパイル中に RTSエラー 173 ("呼ば れるプログラムが見つからない") が生じることがあるという問題がありまし た。 -701906 600538 o OUTDD(ファイル名 長さ) 指令で、主プログラムと副プログラムを異なる長さ でコンパイルすると、副プログラムを CALLするときに RTSエラー 227 ("EXTERNALファイル定義の不一致") が発生するという問題がありました。 -702382 o ODOSLIDE指令でコンパイルされたプログラム中の、DIVIDE <データ項目> GIVING .. REMAINDER .. 文で、不正な結果が返されることがあるという問題 がありました。 -514465 o COPY REPLACINGのあるプログラムをアニメートするときに、END-IF の直後に 注釈行があると、表示が不正になるという問題がありました。 -600516 o RM指令でコンパイルされたプログラムで CALL "CBL_ALLOC_MEM" USING ポインタ項目 が正しい結果を返さないと言う問題がありました。 -702396 提供されるファイル ================== ここでは、この FixPack で新規に提供されるファイル、または更新されるファイル の一覧を挙げます。 V1.0.007 での追加 ================= o 516526 516939 600701 702250 702258 702379 703215 の改修: base\bin\generate.lbr 更新 base\bin\tncg.dll 更新 V1.0.006 での追加 ================= o 703184 703156 516263 615700 の改修: base\bin\check.lbr 更新 base\bin\cobcli.lbr 更新 V1.0.005 での追加 ================= o 516421 600662 600684 702376 702775 702812 702878 702879 703061 の改修: base\bin\generate.lbr 更新 base\bin\tncg.dll 更新 o 703101 703110 516420 703038 516215 516244 600696 515220 701909 の改修: base\bin\check.lbr 更新 base\bin\cobcli.lbr 更新 o 515138 の改修: base\lib\_codeset.obj 更新 V1.0.004 での追加 ================= o 516061 516257 516281 の改修: base\bin\check.lbr 更新 base\bin\cobcli.lbr 更新 V1.0.003 での追加 ================= o 702517 702758 の改修: base\bin\cobcli.lbr 更新 o 600630 600642 515807 702753 513753 の改修: base\bin\check.lbr 更新 V1.0.002 での追加 ================= o 515547 515572 600533 600537 600541 600557 600564 600584 600591 702663 の改修: base\bin\generate.lbr 更新 base\bin\tncg.dll 更新 o 702683 600617 600543 702607 702631 512131 702568 702661 702521 600559 600565 513292 の改修: base\bin\check.lbr 更新 base\bin\cobcli.lbr 更新 V1.0.001 での追加 ================= o 702251 : base\bin\generate.lbr 更新 base\bin\tncg.dll 更新 o 513314 513735 511817 514001 514456 514477 701906 600538 702382 514465 600516 702396 の改修: base\bin\check.lbr 更新 base\bin\cobcli.lbr 更新 V1.0.000 での追加 ================= o 512989 513268 513513 701965 701949 の改修: base\bin\generate.lbr 更新 base\bin\tncg.dll 更新 o 600490 702064 512415 701379 701957 701928 701760 の改修: base\bin\check.lbr 更新 base\bin\cobcli.lbr 更新 免責事項 ======== 本ソフトウェアは、いかなる保証事項も与えられずに、そのままの形で提 供されるものです。 マイクロフォーカスは、本ソフトウェアに関するいかなる保証 (市場性や目的適合性などに関するものを含みます。)も、明示か黙示か、 法定のものか否かを問わず、おこないません。 マイクロフォーカスおよびその供給元である第三者は、生じたいかなる間接的、特別、 派生的、または結果的な侵害、損失または損害についても、たとえそのよ うな損害が生じ得ることを事前に知らされていた場合でも、責任を負いま せん。 ======================================================================== Micro Focus is a registered trademark of MERANT International Limited. 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