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Micro Focus Net Express

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Micro Focus Net Express 3.1 JapanizationPack 登場

はじめに

Net Express 3.0 J ソフトウェア製品は、完全に日本語環境用にビルドされ、日本語化がなされているものです。1999年5月の販売開始以来、マイクロフォーカスは常に製品のブラッシュアップを図ってきており、英語版製品の Net Express 3.1 は、最新のテクノロジー環境に対応するものとなっています。
Net Express 3.1 Japanization-Packは、私どもの最新のテクノロジーを、早く日本のお客様にご利用いただけることを目的として企画されました。

入手方法

Net Express 3.1 Japanization-Packは、Net Express 3.0 J の年間保守サービスの一部として無償でご提供いたします。
製品は CDで提供されており、ダウンロードサービスは用意しておりません。
保守サービスをお持ちのお客様で、Net Express 3.1 Japanization-Pack のご利用を希望される方は、ユーザ登録番号をお書き添えの上、お気軽に 保守サービス窓口 までお申し込みください。

Net Express 3.1 Japanization-Packとは

Net Express 3.1 Japanization-Pack は、英語版 Net Express 3.1 に対して、必要最低限の日本語化を加え、日本語オペレーティングシステムの下で動作保証されたソフトウェアです。日本語のデータやプログラムファイルを処理することができますが、製品の提供する画面、メッセージ、マニュアルなどは、大部分が英語で提供されています。
Net Express 3.1 Japanization-Pack の使用許諾権は、Net Express 3.0 J の使用許諾権に含まれています。Net Express 3.0 J の正しいライセンスを持つコンピュータには、追加のライセンス料金を必要とせずに 3.1 Japanization-Pack をインストールして使用することができます。 Net Express 3.1 Japanization-Pack は、3.0 J が提供することのできない新しいテクノロジーを必要とするお客様のためのものであり、従来型のCOBOLアプリケーションの開発には使用するべきでありません。実際に、提供する機能のいくつかは日本語環境での動作保証をしていません。 Net Express 3.1 Japanization-Pack を使用する必要があるのは、以下のようなお客様に限定されます:

  • Java環境で使用される分散アプリケーションをCOBOLで開発したい
  • .Net や COM+ などの最新の Microsoft環境でのコンポーネントをCOBOLで開発したい
  • Webサービスで利用されるコンポーネントをCOBOLで開発したい

制限事項

Net Express 3.1 Japanization-Pack の提供する機能のうち、以下のものは日本語環境下での動作保証がされていません:

  • Dialog System
  • Dialog System Character
  • SQL Option for DB2
  • 拡張ACCEPT/DISPLAY
  • Dialog Editor

Net Express 3.1 Japanization-Pack のヘルプ、マニュアルはほとんど英語のままで提供されています。参考のためにスタートメニューには、3.0 J の日本語ヘルプが追加されています。英文のものと内容に相違がある場合には、英文のものが優先します。ただし、一部のメッセージは日本語で出力されますので、この場合は英文ヘルプ、マニュアルに記載されたメッセージ文言は正しくありません。メッセージ番号で照合していただく必要があります。

その他、日本語環境で使用する場合に以下の制限事項があります:

  • 製品とともに提供されるデモプログラムの一部に、PICTURE句の通貨記号 $ が使用されており、コンパイルエラーが報告されます。
  • Form Designerを起動すると、Exception 46が発生します。 プロジェクト内の HTM ファイルをダブルクリックして、Form Designerを起動すると、以下のようなエラーメッセージが表示されます。
    Exception 46 not trapped by ??? point size 014
    Description "Failed to create font"
    
    画面右側の HTML タグの属性リスト(ID ALink Background-color 等)の内容をリサイズしても同様のエラーが表示されます。
    このエラーメッセージが表示されたら、[はい]を押して処理を続けます。このエラーは何回か続くので、エラーメッセージが表示 されなくなるまで、[はい]を押しつづけてください。 エラーメッセージが表示されなくなったら、画面右側の HTML タグの属性リスト(ID ALink Background-color 等)上で、右クリックをして、そこで表示されるメニューの[Font]を選択して、フォント名 Terminal、ポイントサイズ 14 を選択して ください。1度だけこの選択をすれば、その後は Net Express を再度立ち上げた後もこの設定は有効になるので、このエラ ーは表示されません。
  • HTMLページウィザードで新規作成するHTMLファイル名に日本語を入力すると、ウィザードでの表示上文字化けします。ウィザードの終了後ファイルは正しく作成されます。
  • Form Designerのスクリプトアシスタントは、完全に日本語対応されていません。部分的に日本語の入力ができません。

実行時ライセンス

Net Express 3.1 Japanization-Pack で開発されたアプリケーションを配布して実行するためには、実行するコンピュータに実行用ライセンスをご購入していただく必要があります。この場合のライセンス形態は、3.0 J とまったく同じです。Net Express 3.0 J の Application Server の使用許諾権は、3.1 Japanization-Pack Application Serverの使用許諾権を含み、3.0 J の Runtime System の使用許諾権は、3.1 Japanization-Pack Runtime System 使用許諾権を含みます。
正しい使用許諾権をお持ちの場合に、Net Express 3.1 Japanization-Pack で開発されたアプリケーションを実行するためには、ソフトウェア製品CDの \Application Server フォルダの下で setup.exe を起動して、実行時システムのソフトウェアをインストールしてください。

Net Express 3.0 J からの互換性

Net Express 3.0 J で開発された COBOLソースコード、プロジェクト、データファイルは、3.1 Japanization-Packでそのまま使用することができます。

英語版 Net Express 3.1 との相違点

  • COBOLコンパイラのデフォルトの通貨記号が \ に変更されています。
  • コマンド行ユーティリティのデフォルトが GUIエミュレーションモードに変更されており、キャラクタモードは、RUNC.EXE、COBOLC.EXE などとして提供されています。