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Micro Focus Net Express

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Micro Focus Net Express 3.1 JapanizationPack ServicePack 1

はじめに

Net Express 3.0 J ソフトウェア製品は、完全に日本語環境用にビルドされ、日本語化がなされているものです。1999年5月の販売開始以来、マイクロフォーカスは常に製品のブラッシュアップを図ってきており、英語版製品の Net Express 3.1 ServicePack 1 は、最新のテクノロジー環境に対応するものとなっています。
マイクロフォーカスは、最新のテクノロジーを、早く日本のお客様にご利用いただけることを目的として、昨年11月に Net Express 3.1 Japanization-Pack を出荷しました。これは日本語環境下で動作保証された英語版製品という位置付けで、既に多くのお客様で採用されております。
そしてこの度、更に新しいテクノロジーを搭載し、更に日本語化を推進した製品として、Net Express 3.1 JapanizationPack ServicePack 1 の出荷を開始します。

入手方法

Net Express 3.1 Japanization-Pack ServicePack 1は、Net Express 3.0 J の年間保守サービスの一部として無償でご提供いたします。
製品は CDで提供されており、ダウンロードサービスは用意しておりません。
保守サービスをお持ちのお客様で、Net Express 3.1 Japanization-Pack ServicePack 1 のご利用を希望される方は、ユーザ登録番号をお書き添えの上、お気軽に 保守サービス窓口 までお申し込みください。

Net Express 3.1 Japanization-Packとは

Net Express 3.1 Japanization-Pack は、英語版 Net Express 3.1 に対して、部分的な日本語化を加え、日本語オペレーティングシステムの下で動作保証されたソフトウェアです。日本語のデータやプログラムファイルを処理することができます。昨年出荷した 3.1 Japanization-Pack では、製品の提供する画面、メッセージのほとんどは英語のままでしたが、このたびの ServicePack 1 ではほとんど日本語化されました。しかし、マニュアルなどは、大部分が英語で提供されています。
Net Express 3.1 Japanization-Pack の使用許諾権は、Net Express 3.0 J の使用許諾権に含まれています。Net Express 3.0 J の正しいライセンスを持つコンピュータには、追加のライセンス料金を必要とせずに 3.1 Japanization-Pack をインストールして使用することができます。
これまでの 3.1 Japanization-Pack は、日本語化が不十分であったために、3.0 J が提供することのできない新しいテクノロジーを必要とするお客様のみを対象としてお薦めしていました。実際に、提供する機能のいくつかは日本語環境での動作保証をしていませんでした。しかし ServicePack 1 では、ソフトウェアの日本語化がほぼ完全になされましたので、基本的にはこちらをお使いいただくようにお薦めします。

インストールの注意点

Net Express 3.1 Japanization-Pack を、既に Net Express 3.0 J がインストールされているコンピュータ上にインストールする場合には、必ず異なるフォルダを指定して「新規インストール」を行ってください。「アップグレードインストール」は行わないでください。
Net Express 3.1 Japanization-Pack だけをインストールすることもできますし、Net Express 3.0 J と両方を別フォルダにインストールすることもできます。Windows XP など、3.0 J では動作保証されていないプラットフォームでは、3.1 Japanization-Pack のみをインストールしてください。

新機能

以下の機能は、3.0 J では提供されていなかった新機能です:

  • Windows XP、Windows Terminal Server の動作保証
  • UNIX Optionによる Server Expressアプリケーションのリモートデバッグ
  • クラスウィザードによる COBOL/Java Beanラッピングの自動化
  • クラスウィザードによる COMラッピングでのスレッドモデル対応
  • Net Expressプロジェクトを外部から自動的にリビルドするコマンド行インタフェース
  • OpenESQLの機能拡張 (位置付けUPDATE、分離レベル設定、ファイルDSN、…)
  • OpenESQL Assistantによる COMMIT、ROLLBACKその他の生成
  • アベンド時のデバッグ情報収集機能 Fault Finder
  • 実行時性能データ収集機能 Profiler
  • OpenESQL Assistantによる SQL-TYPE の抑止オプション。従来通りの PICTUREのホスト変数を生成します。
  • UNIX Option のデフォルト接続先設定。プロジェクト毎に設定する必要がなくなります。

制限事項

Net Express 3.1 Japanization-Pack の提供する機能のうち、以下のものは日本語環境下での動作保証がされていません:

  • UNIX Optionに含まれる Dialog System Character
  • Cape Clear連携によるCOBOL Webサービス
  • 開発用途のみでバンドルされている ConnectODBCドライバ
  • バンドルされている英語版 PVCS Version Manager
  • バンドルされている Ericom PowerTerm
  • バンドルされている ProtoView Data Tableグリッドコントロール

Net Express 3.1 Japanization-Pack のヘルプ、マニュアルはほとんど英語のままで提供されています。参考のためにスタートメニューには、3.0 J の日本語ドキュメントが追加されています。英文のものと内容に相違がある場合には、英文のものが優先します。ただし、一部のメッセージは日本語で出力されますので、この場合は英文ヘルプ、マニュアルに記載されたメッセージ文言は正しくありません。メッセージ番号で照合していただく必要があります。

その他、日本語環境で使用する場合に以下の制限事項があります:

  • Windows 95 OSR2では、環境によって ソフトウェアのインストール中に Windows提供の REGSVR32.EXE ユーティリティが、一般保護例外を発生することがあります。このエラーは無視して頂いても製品は問題なくインストールできます。
  • Windows 95 OSR2では、環境によって IDEの出力ウィンドウのタブテキストが空白になります。
  • 環境によっては、データファイルエディタでのレコード表示で、文字と文字の間に空白が表示されます。
  • データファイルエディタのレコードレイアウト表示で、PIC N項目の値の変更ができません。
  • Dialog System と Form Designer のツールボタンのコンテクストヘルプテキストが、一部短く途切れて表示されます。
  • 製品とともに提供されるデモプログラムの一部に、PICTURE句の通貨記号 $ が使用されており、コンパイルエラーが報告されます。
  • HTMLページウィザードで新規作成するHTMLファイル名に日本語を入力すると、ウィザードでの表示上文字化けします。ウィザードの終了後ファイルは正しく作成されます。
  • Form Designerのスクリプトアシスタントは、完全に日本語対応されていません。部分的に日本語の入力ができません。

実行時ライセンス

Net Express 3.1 Japanization-Pack で開発されたアプリケーションを配布して実行するためには、実行するコンピュータに実行用ライセンスをご購入していただく必要があります。この場合のライセンス形態は、3.0 J とまったく同じです。Net Express 3.0 J の Application Server の使用許諾権は、3.1 Japanization-Pack Application Serverの使用許諾権を含み、3.0 J の Runtime System の使用許諾権は、3.1 Japanization-Pack Runtime System 使用許諾権を含みます。
正しい使用許諾権をお持ちの場合に、Net Express 3.1 Japanization-Pack で開発されたアプリケーションを実行するためには、ソフトウェア製品CDの \Application Server フォルダの下で setup.exe を起動して、実行時システムのソフトウェアをインストールしてください。実行時システムのソフトウェア自体は、Runtime System でも Aplication Server でも Web Application Server でも同じです。しかし、それぞれに応じたライセンスをインストールする必要があります。既に、Net Express 3.0 J に対する実行時ライセンスをご購入いただいているお客様で、3.1 Japanization-Packへのアップデートをされる方は、こちら からライセンスキーの発行を申請してください。

重要:

ServicePack 1 から、実行時システムのソフトウェアはライセンス管理機能によってプロテクトされています。ソフトウェアをインストールしただけではアプリケーションを動作させることはできません。必ず以下のいずれかの方法でライセンスをインストールする必要があります:

  • Net Express開発環境ソフトウェアのライセンスがインストールされている場合には、開発用ライセンスで動作させることができます。
  • マイクロフォーカスにライセンスキーを申請し、実行時システムのソフトウェアをインストールする際に現われるプロンプトに、キーを入力する。
  • 先に、実行時システムのソフトウェアをキーなしでインストールして配布しておき、後で apptrackユーティリティでライセンスキーを入力する。
  • アプリケーションのサプライヤが提供するインストーラに埋め込まれた、暗黙的なライセンスを使用する。

Net Express 3.0 J からの互換性

Net Express 3.0 J で開発された COBOLソースコード、プロジェクト、データファイルは、3.1 Japanization-Packでそのまま使用することができます。