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Micro Focus Server Express

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Micro Focus Server Express 5.1 J

Server Express 5.1 J

2008年 9月30日

はじめに

毎々弊社製品をご利用くださいまして誠にありがとうございます。ソフトウェア製品のアップデートに関してご連絡申し上げますので、Server Express製品をご利用のお客様はご一読ください。

Server Expressのリリースアップについては、随時弊社Webサイト http://www.microfocus.co.jp/support/fixpacks.asp にてご案内しております。このたび 2008/9/30(木) より以下の新バージョンが提供開始になります。

  • Micro Focus Server Express 5.1 J <AIX> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <AIX> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for SOA <AIX> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <Sparc Solaris> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <Sparc Solaris> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for SOA <Sparc Solaris> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <PA-RISC HP-UX> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <PA-RISC HP-UX> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for SOA <PA-RISC HP-UX> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <Itanium HP-UX> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <Itanium HP-UX> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for SOA <Itanium HP-UX> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <x86-64 Solaris> 32/64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <x86-64 Solaris> 32/64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for SOA <x86-64 Solaris> 32/64-Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <x86-64 SUSE> 32/64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <x86-64 SUSE> 32/64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for SOA <x86-64 SUSE> 32/64Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <x86-64 Red Hat> 32/64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <x86-64 Red Hat> 32/64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for SOA <x86-64 Red Hat> 32/64Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <Itanium SUSE> 64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <Itanium SUSE> 64Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <Itanium Red Hat> 64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <Itanium Red Hat> 64Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <POWER SUSE> 64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <POWER SUSE> 64Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <POWER Red Hat> 64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <POWER Red Hat> 64Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <s390 SUSE> 31/64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <s390 SUSE> 31/64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for SOA <s390 SUSE> 31/64Bit
  • Micro Focus Server Express 5.1 J <s390 Red Hat> 31/64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for COBOL <s390 Red Hat> 31/64Bit
  • Micro Focus Server 5.1 J for SOA <s390 Red Hat> 31/64Bit

製品構成

今回出荷開始となる製品は以下の通りです:

Micro Focus Server Express 5.1 J Micro Focus Server Express 5.0 J / 4.0 J / 2.2 J / 2.0 J の後継製品です。
Micro Focus Server 5.1 J for COBOL Micro Focus Server 5.0 J for COBOL, Micro Focus Application Server 4.0 J / 2.2 J / 2.0 J の後継製品です。
Micro Focus Server 5.1 J for SOA Micro Focus Server 5.0 J for SOA, Micro Focus Enterprise Server 4.0 J の後継製品です。

重要:

  1. 2008年 4月 1日より、実行環境製品の CPUライセンスは、Standard CPU (2コア以下) ライセンスと Multi-core CPU (3コア以上) ライセンスの 2クラスに分かれています。
    保守サービスの範囲内で 5.1へアップデートされる場合、クラス分けされていないCPUライセンスは どちらのライセンスへのアップデートかを選択していただく必要があります。
    Standard CPUライセンスへは無償アップデートいたします。Multi-core CPUライセンスへは差額アップデートいたします。
    一旦Standarad CPUライセンスを選択されますと、後でMulti-core CPUライセンスに変更することができませんので、ご注意ください。

入手方法

上記の各製品は、各旧版製品の年間保守サービスの一部として、それぞれの後継製品をアップデート提供いたします。現在お持ちの保守サービス対象製品の種別に応じて以下の通りの優遇アップデートが適用されます:

アップデート
元製品
開発環境製品 実行環境製品
Server Express Server for COBOL Server for SOA
ユーザ数/スタンドアロン
ライセンス
CPU数ライセンス CPU数ライセンス
5.0 無償アップデート 無償アップデート Standard CPUライセンスには無償アップデート
Multi-core CPUライセンスには差額アップデート
Standard CPUライセンスには無償アップデート
Multi-core CPUライセンスには差額アップデート
4.0 無償アップデート Application Server から無償アップデート Application Server は Standard CPUライセンスには無償アップデート
Multi-core CPUライセンスには差額アップデート
Enterprise Server は Standard CPUライセンスには無償アップデート
Multi-core CPUライセンスには差額アップデート
2.2/2.0 無償アップデート Application Server から無償アップデート Application Server は Standard CPUライセンスには無償アップデート
Multi-core CPUライセンスには差額アップデート
該当なし
 
注: Standard CPUライセンスは、2コア以下のCPUで使用できるライセンスです。Multi-core CPUライセンスは、3コア以上のCPUで使用できるライセンスです。
上記の優遇アップデートは、同一プラットフォームの後継製品へのアップデートの 場合にのみ適用されます。

製品は CDで提供されており、ダウンロードサービスは用意しておりません。
保守サービスをお持ちのお客様で、後継製品のご利用を希望される方は、ユーザ登録番号、シリアル番号、納品先詳細をお書き添えの上、 保守サービス窓口 までお申し込みください。

2005年12月以前に出荷している Application Server または Enterprise Server のライセンスは、旧タイプのものであり、今回の新バージョンでは動作しません。この場合は、弊社からアップデート提供と同時にライセンスの差し替えをご提供します。

上記以外の場合も含めて、同じコンピュータ上で新バージョンを旧バージョンと混在して使用する場合には、ライセンスマネージャのクリーンな再インストールが必要です。 詳細は、以下に記載のアップデート手順に従ってください。

既知の問題点

セットアップスクリプトを起動 (sh ./install) する際に、カレントディレクトリにパスが通っていないと、

LMF を今すぐインストールしますか? (y/n): y
lmfinstall[23]: lmfinstall.sj: 見つかりません。

というエラーが発生します。セットアップの実行前に、

export PATH=.:$PATH

を行ってください。

このリリースで改修された障害

#11353PIC X項目からPIC N項目への転記で "-" が不正な全角文字に変換される
#11266コンパイルオプション「HOSTARITHMETIC」有効で計算結果が不適当になる
#11051同じ入力ファイルを参照するmfsortを2本同時に動かすとエラーとなる
#10982索引ファイルの同時更新で「77 ISAM モジュールの内部エラー」が発生
#10780Animator で日本語データ項目の値が表示されない
#10605FaultFinder で EXTERNAL データが記録されない
#10589Enterprise Server のプロセスを強制終了した場合、reason code に COBOL プログラムのリターンコードではなく 0000 が返る場合がある
#10546COLLATING SEQUENCEの指定で HIGH-VALUE比較動作が変わる
#9901COBOL文字集合に追加された "_" などの文字がコード表に記載されていない

アップデート手順

Server Express 4.0 J / 5.0 J をお使いの方

  1. 新しいコンピュータに新バージョンをインストールする場合には、現在お使いのコンピュータから旧版製品を、こちら の手順に従って、アンインストールしてください。
    同一のシリアル番号のライセンスを複数のコンピュータにインストールすることはできません。
  2. 既に旧版の Server Expressがインストールされているコンピュータから、旧版の製品を削除して Server Express 5.0 J を使用する場合には、まず、こちら の手順に従って、旧バージョンの製品をアンインストールしてください。その上で、アップデート提供される DVD 上のヘルプに記載された方法で Server Express 5.1 J を新規インストールすることができます。
  3. 既に旧版の Server Expressがインストールされているコンピュータに、ディレクトリを変えて Server Express 5.1 J を追加インストールすることができます。環境変数の設定を切り替えることによって、両方のバージョンを選択的に使いつづけることができます。
    • この場合は、まず、こちら の手順に従って、旧バージョンの製品のライセンスをアンインストールしてください。
    • その上で、アップデート提供される DVD 上のヘルプに記載された方法で Server Express 5.1 J を新規インストールすれば、旧バージョンと新バージョンの両方のライセンスを有効にすることができます。
    • 同じコンピュータ上に残っている旧版の Server Express は、不要になった時点で適宜アンインストールしてください。
      この場合は、旧版製品の $COBDIR をディレクトリごと削除します。
  4. 旧版の Server Express で開発されたアプリケーションの .gnt、.int コードは、設計上 Server Express 5.1 J の実行環境でも動作します。しかし、コンパイラの改善がなされていますので再コンパイルをお勧めします。
  5. 旧版の Server Express で開発されたアプリケーションの実行形式や共有ライブラリは、Server Express 5.1 J で再リンクしていただく必要があります。
  6. 旧版の Server Express で作成されたデータファイルは、Server Express 5.1 J でもそのまま使用できます。
  7. 旧版の Server Express で行った環境設定(インストールフォルダ下に配備した cobol.dir、ランタイム構成ファイル、ファイルハンドラ構成ファイルなど)は、Server Express 5.1 J で新たに設定しなおす必要があります。
  8. 旧版の Server Express で作成した Enterprise Serverのリポジトリ定義情報 (ディプロイしたサービス、各種オプション設定など) は、Server Express 5.1 J で新たにディプロイ・定義しなおす必要があります。

Server for COBOL 5.0 J, Application Server 4.0 J をお使いの方

  1. 新しいコンピュータに新バージョンをインストールする場合には、現在お使いのコンピュータから旧版製品を、こちら の手順に従って、アンインストールしてください。
    同一のシリアル番号のライセンスを複数のコンピュータにインストールすることはできません。
  2. 既に旧版の Server for COBOL, Application Server がインストールされているコンピュータから、旧版の製品を削除してMicro Focus Server 5.0 J for COBOL を使用する場合には、まず、こちら の手順に従って、旧バージョンの製品をアンインストールしてください。その上で、アップデート提供される CD 上のヘルプに記載された方法で Micro Focus Server 5.1 J for COBOL を新規インストールすることができます。
  3. 既に旧版の Server for COBOL, Application Server がインストールされているコンピュータに、ディレクトリを変えて Micro Focus Server 5.1 J for COBOL を追加インストールすることができます。環境変数の設定を切り替えることによって、両方のバージョンを選択的に使いつづけることができます。
    • この場合は、まず、こちら の手順に従って、旧バージョンの製品のライセンスをアンインストールしてください。
    • その上で、アップデート提供される CD 上のヘルプに記載された方法で Micro Focus Server 5.1 J for COBOL を新規インストールすれば、旧バージョンと新バージョンの両方のライセンスを有効にすることができます。
      ただし、クラス分けされていない CPUライセンスから Standard CPUライセンスまたは Multi-core CPUライセンスにアップデートされた場合、以前のライセンスの使用権は消滅しますので、別途新しいライセンスをインストールしていただく必要があります。
  4. 旧版の Server for COBOL, Application Server で運用していたアプリケーションの .gnt、.int コードは、設計上 Micro Focus Server 5.0 J for COBOL の環境でも動作します。
    しかし、コンパイラの改善がなされていますので Server Express 5.1 J の環境での再コンパイルをお勧めします。
  5. 旧版の Application Server で運用していたアプリケーションの実行形式や共有ライブラリは、Server Express 5.1 J の環境で再リンクしていただく必要があります。
  6. 旧版の Server for COBOL, Application Server で運用していたデータファイルは、Micro Focus Server 5.1 J for COBOL でもそのまま使用できます。
  7. 旧版の Server for COBOL, Application Server で行った環境設定(インストールフォルダ下に配備したランタイム構成ファイル、ファイルハンドラ構成ファイルなど)は、Micro Focus Server 5.1 J for COBOL で新たに設定しなおす必要があります。

Server for SOA 5.0 J, Enterprise Server 4.0 J をお使いの方

  1. 新しいコンピュータに新バージョンをインストールする場合には、現在お使いのコンピュータから旧版製品を、こちら の手順に従って、アンインストールしてください。
    同一のシリアル番号のライセンスを複数のコンピュータにインストールすることはできません。
  2. 既に旧版の Server for SOA, Enterprise Server がインストールされているコンピュータから、旧版の製品を削除して Micro Focus Server 5.1 J for SOA を使用する場合には、まず、こちら の手順に従って、旧バージョンの製品をアンインストールしてください。その上で、アップデート提供される CD 上のヘルプに記載された方法で Micro Focus Server 5.1 J for SOA を新規インストールすることができます。
  3. 既に旧版の Server for SOA, Enterprise Server がインストールされているコンピュータに、ディレクトリを変えて Micro Focus Server 5.1 J for SOA をインストールすることができます。環境変数の設定を切り替えることによって、両方のバージョンを選択的に使いつづけることができます。
    • この場合は、まず、こちら の手順に従って、旧バージョンの製品のライセンスをアンインストールしてください。
    • その上で、アップデート提供される CD 上のヘルプに記載された方法で Micro Focus Server 5.1 J for SOA を新規インストールすれば、旧バージョンと新バージョンの両方のライセンスを有効にすることができます。
      ただし、クラス分けされていない CPUライセンスから Standard CPUライセンスまたは Multi-core CPUライセンスにアップデートされた場合、以前のライセンスの使用権は消滅しますので、別途新しいライセンスをインストールしていただく必要があります。
  4. 旧版の Server for SOA, Enterprise Server で運用していたアプリケーションの .gnt、.int コードは、設計上 Micro Focus Server 5.1 J for SOA の環境でも動作します。しかし、コンパイラの改善がなされていますので、Server Express 5.1 J の環境での再コンパイルをお勧めします。
  5. 旧版の Server for SOA, Enterprise Server で運用していたアプリケーションの実行形式や共有ライブラリは、Server Express 5.1 J の環境で再リンクしていただく必要があります。
  6. 旧版の Server for SOA, Enterprise Server で運用していたデータファイルは、Micro Focus Server 5.1 J for SOA でもそのまま使用できます。
  7. 旧版の Server for SOA, Enterprise Server で行った環境設定(インストールフォルダ下に配備したランタイム構成ファイル、ファイルハンドラ構成ファイルなど)は、Micro Focus Server 5.1 J for SOA で新たに設定しなおす必要があります。
  8. 旧版の Server for SOA, Enterprise Server で作成したリポジトリ定義情報 (ディプロイしたサービス、各種オプション設定など) は、Micro Focus Server for SOA 5.1J で新たに定義しなおし、Server Express 5.1 J で新たにディプロイしなおす必要があります。

旧版の製品のアンインストール方法

以下の方法は、Server Express 4.0 J / 5.0 J、Server for COBOL 5.0 J、Server for SOA 5.0 J、Application Server 4.0 J、Enterprise Server 4.0 J のすべてについて共通です。

  1. root でログオンします。
  2. Server Express 製品の場合、ライセンスマネージャのインストール先ディレクトリを確認してください。デフォルトでは /opt/microfocus/mflmf ですが、インストール時にユーザが任意に変更することが可能ですので、インストール時の記録を確認してください。
    ライセンスマネージャのインストール先ディレクトリが不明な場合には、
    find / -name mflmfdbX -print
    を実行して、ライセンスデータベースの所在を探索してください。このファイルが置かれているディレクトリがライセンスマネージャのインストール先です。
  3. 製品のルートディレクトリを確認してください。これは、製品の使用時に COBDIR環境変数が指しているディレクトリとなります。
  4. 製品を使用しているアプリケーションをすべて停止します。
  5. Enterprise Server を運用している場合には、すべてのサーバーを停止し、mfdsプロセスと eslmプロセスも killします。
  6. Server Express 製品の場合、ライセンスマネージャのインストール先ディレクトリに cd し、
    ./lmfgetpv k
    を実行して、ライセンスマネージャを停止します。
  7. 以下のファイル・ディレクトリをディレクトリ構造ごと削除します:
    • $COBDIR
    • /var/aslmfsem
    • /var/mfaslmf
    • Server Express 製品の場合、ライセンスマネージャのインストール先ディレクトリ

旧版の製品からライセンスのみをアンインストールする方法

以下の方法は、Server Express 4.0 J / 5.0 J、Server for COBOL 5.0 J、Server for SOA 5.0 J、Application Server 4.0 J、Enterprise Server 4.0 J のすべてについて共通です。

  1. root でログオンします。
  2. Server Express 製品の場合、ライセンスマネージャのインストール先ディレクトリを確認してください。デフォルトでは /opt/microfocus/mflmf ですが、インストール時にユーザが任意に変更することが可能ですので、インストール時の記録を確認してください。
    ライセンスマネージャのインストール先ディレクトリが不明な場合には、
    find / -name mflmfdbX -print
    を実行して、ライセンスデータベースの所在を探索してください。このファイルが置かれているディレクトリがライセンスマネージャのインストール先です。
  3. 製品を使用しているアプリケーションをすべて停止します。
  4. Enterprise Server を運用している場合には、すべてのサーバーを停止し、mfdsプロセスと eslmプロセスも killします。
  5. Server Express 製品の場合、ライセンスマネージャのインストール先ディレクトリに cd し、
    ./lmfgetpv k
    を実行して、ライセンスマネージャを停止します。
  6. 以下のファイル・ディレクトリをディレクトリ構造ごと削除します:
    • /var/aslmfsem
    • /var/mfaslmf
    • Server Express 製品の場合、ライセンスマネージャのインストール先ディレクトリ