Server Express 5.1 WrapPack 2 リリースノート

Micro Focus製品登録ユーザ様 各位、

2009年 1月 6日
マイクロフォーカス 技術部

(このメールは、Micro Focusソフトウェア製品の保守サービス登録ユーザ 様で、E-mailアドレスをご登録いただいているお客様を対象に自動送信さ せて頂いております。)

件名: Micro Focus Server Express の新 WrapPack提供のご案内

毎々弊社製品をご利用くださいまして誠にありがとうございます。 ソフトウェア製品のアップデートに関してご連絡申し上げますので、Server Express製品をご利用のお客様はご一読ください。Server Express 製品をご 利用でないお客様は恐れ入りますがこのメールは廃棄してくださいます ようお願い申し上げます。

Server Expressのリリースアップについては、随時弊社Webサイト http://www.microfocus.co.jp/support/fixpacks.asp にてご案内しております。このたび、1/6(火) より以下の新 WrapPack が ダウンロード開始になります。

この WrapPack は最新のパッチセットを含むフルインストールセットです。

既に Server Express 5.1 または Micro Focus Server 5.1 をインストール済み のお客様は、保守サービスの範囲内で WrapPack をダウンロードして適用することが できます。

2009年1月以降に出荷される Server Express 5.1 および Micro Focus Server 5.1 の製品CDには、この WrapPack が適用済みのソフトウェアが収録されています。 CDの盤面に "(January 2009)" の記載があるものは適用済みですのでご注意ください。

このリリースノートでは WrapPack に関する変更点を記載します。

このリリースノートは、ソフトウェアとともにインストールされるものではありません。 サポートラインのWebサイトでいつでも参照でき、ダウンロードすることもできます。

インストール

この WrapPack をダウンロードしてインストールする方法を以下に示します:

Server Express WrapPackのインストール

  1. WrapPackをサポートラインWebサイトからダウンロードします
    WrapPack は .tar.gz 形式の圧縮ファイルで提供されています
  2. 現在 製品がインストールされている $COBDIR ディレクトリの下のファイルをすべて削除します。 このとき、手作業で構成している cobol.dir, ファイルハンドラ構成ファイル、実行時構成ファイルなどがあれば バックアップしておいてください。
  3. ダウンロードした WrapPack を解凍し、tar イメージを $COBDIRディレクトリの下に展開します。
  4. 日本語対応のため、次のコンパイル指令を $COBDIR/cobol.dir に追加するには、ソフトウェアのインストールを実行する前に、日本語ロケールを設定してください。インストールスクリプトがロケールを設定をみて、自動的に設定を追加します。 バージョン 5.0 以前の製品はこの設定は製品に含まれていましたが、上記のような仕様に変更されました。
  5. sh ./install とコマンド打鍵して 5.1 J WrapPack 2 を再インストールします。
  6. インストール時に「ライセンスマネージャのバージョンアップを行うか どうか」と言う旨のメッセージが出ますので、ここで Y(es) を選択してください。
  7. バックアップしておいたユーザ構成ファイルがあれば復元します。

Server for COBOL または Server for SOA WrapPack のインストール

  1. WrapPackをサポートラインWebサイトからダウンロードします
    WrapPack は .tar.gz 形式の圧縮ファイルで提供されています
  2. 現在 Server for COBOL 5.1 J がインストールされている $COBDIR ディレクトリの下のファイルをすべて削除します。このとき、手作業で構成しているファイルハンドラ構成ファイル、実行時構成ファイルなどがあればバックアップしておいてください。
  3. ダウンロードした WrapPack を解凍し、tar イメージを $COBDIRディレクトリの下に展開します。
  4. sh ./install とコマンド打鍵して 5.1 J WrapPack 2 を再インストールします。
  5. バックアップしておいたユーザ構成ファイルがあれば復元します。

障害改修

このバージョンで改修された障害は、次のとおりです。

#11513:
SPZEROオプション使用時 PERFORM の BY 指定が無視される
#11461:
ROUNDED句の結果が不正になる場合がある
#11355:
72カラム目に日本語データ項目名があるとコンパイルエラー
#11599:
installスクリプト実行時にカレントに PATH が必要

補足情報

以下の補足情報は、メインヘルプにはまだ含まれていません。

Animator (Character 版)

Perform/Call スタックウィンドウには、2 つの新機能があります。

1058893 (2140135)

FaultFinder 構成

FaultFinder 構成の詳細で、次のコマンドを使用して、出力ログファイルを指定できます。

set faultfind_outfile="fault%p.log"

このとき 以下を示します。

次のオプションが追加されました。

たとえば、FaultFinder が以下のように設定され、プロセス 12345 が 2007 年 1 月 12 日 11:26:53 にクラッシュすると、

set faultfind_outfile=flt.%d.%t.%p.log', 

作成されるログファイル名は、flt.20070112.112653.12345.log となります。

その他の FaultFinder 構成の詳細については、[リファレンス]-[FaultFinder]-[FaultFinder] を参照してください。

1060198

Fileshare 構成オプション FSIDXINTEGRITY

構成ファイルオプション FSIDXINTEGRITY が使用可能になりました。 Fileshare システムのコンテキストでは、FSIDXINTEGRITY オプションによって、(INDEXCOUNT オプションで指定されたように) ファイルハンドラの索引キャッシュ内に置かれている変更ノードは、Fileshare がクライアント プログラムにステータス情報を返す前にディスクに書き込まれます。 このオプションにより、Fileshare が処理する索引ファイルの整合性が向上し、追加されるファイル I/O の量は少なくて済みます。

構文:

FSIDXINTEGRITY={ON:OFF}

パラメータ:

デフォルト: ON

コメント: このパラメータの設定は常にグローバルであり、[XFH-DEFAULT]タグの下に記述します。 このパラメータを個々のファイルごとに設定することはできません。

その他の構成ファイルのオプションについては、ヘルプトピック [プログラミング]-[ファイル処理]-[リファレンス]-[ファイルハンドラ]-[構成ファイルのオプション] を参照してください。

1060013 (2150054, 2150132)

Fileshare 環境変数 FSIDXINTEGRITY

環境変数 FSIDXINTEGRITY が追加されました。 これによって、(INDEXCOUNT で指定されたように) ファイルハンドラの索引キャッシュ内に置かれている変更ノードは、Fileshare がクライアントプログラムにステータス情報を返す前にディスクに書き込まれます。 この環境変数により、Fileshare が処理する索引ファイルの整合性が向上し、追加される ファイル I/O の量は少なくて済みます。

構文:

FSIDXINTEGRITY=OFF 

デフォルト: ON

その他の環境変数については、ヘルプトピック [プログラミング]-[ファイル処理]-[環境変数] を参照してください。

1060013 (2150054, 2150132)

ファイル構造の拡張 - 標準レコードヘッダー

標準 レコードヘッダーに、次の値が追加されました。

その他の標準レコードヘッダーについては、ヘルプトピック [プログラミング]-[ファイル処理]-[リファレンス]-[ファイル構造]-[ヘッダーを持つファイル]-[標準レコードヘッダー] を参照してください。

1060013 (2150054, 2150132)

FSVIEW 関数 FSV-C-add-login-user

新しい FSVIEW 関数 FSV-C-add-login-user が追加されました。 この関数は、Fileshare プロセスの実行中有効な一時的 Fileshare ユーザを追加します。

構文:

    call FSV-C-add-login-user using l-new-user
                                    l-new-password 

パラメータ:

入力時:

終了時: なし

コメント: セキュリティが有効になっている場合にのみ適用されます。 RETURN-CODE で呼び出しが成功したかどうかを確認できます。

FSVIEW 関数については、ヘルプトピック [プログラミング]-[ファイル処理]-[リファレンス]-[FSVIEW]-[API] を参照してください。

1053612 (2088677)

J2EE アプリケーション サーバのサポート

Interface Mapping Toolkit を使った EJB の生成とその配布に関して、次の J2EE アプリケーション サーバとそれに対応する JDK がサポートされます。

1060013 (2150054, 2150132)

免責事項

本ソフトウェアは、いかなる種類の保証事項も伴わずに、「そのまま」の状態で提供されるものです。マイクロフォーカスは、明示、黙示のいずれについても、本ソフトウェアに関するいかなる保証(市販性、特定目的との適合性などを含みます)も行いません。いかなる場合も、マイクロフォーカスまたはその提供者は、直接的、間接的、偶発的、必然的、営業利益の損失、あるいは特別損害など、たとえマイクロフォーカスまたはその提供者がそのような損害の可能性について事前に通知されていた場合でも、いかなる損害についても保証を行いません。州によっては、必然的または偶発的損害への責任を除外または制限することを許可していないところがあり、その場合には、前述の制限は適用されません。

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