技術情報 - Server Express - 実行ライセンス(Apptrack) の留意事項

Server Express Application Serverのライセンスは、Server Express開発環境のライセンスとは異なり、共有メモリを使用したライセンス管理メカニズムによっています。ライセンスを監視する常駐プロセスがいるわけではありません。

Application Server ライセンスで使用する共有メモリは、UNIXオペレーティングシステムが起動してから最初の COBOLアプリケーションが実行されたときに作製され、以後それがずっと使われつづけます。Server Express 2.0.11 以前のリリースでは、この共有メモリは、最初のCOBOLアプリケーションを実行したユーザーのオーナー権限で作製されていました。Server Express 2.0.11 SP1 以降では、共有メモリは必ず root のオーナー権限で作製されます。

このライセンス管理メカニズムは、共有メモリを使用しているために、万一この共有メモリが破壊されたり、削除されたりすると動作しなくなってしまいます。Server Expressでは、このような場合ライセンスの違法使用があったものとみなし、システムの再起動を要求するようにしています。

Server Expressに限らず、多くのミドルウェアはプロセス間通信のために共有メモリを使用していますから、UNIXシステム管理者の権限で共有メモリを操作する場合には注意が必要です。例えば rootでログインして ipcrmコマンドを使用すれば、簡単に Server Expressの実行時ライセンスを破壊することができ、再起動するまでCOBOLアプリケーションは動作しません。

もし、このような現象が発生するようであれば、システム運用の中で共有メモリの掃除を行うようなプロセスが実行されていないかを確認してください。システム管理ユーティリティや、ミドルウェアが提供するハウスキーピングユーティリティで、共有メモリの操作を行う可能性・オプションを持っているものを調査し、このようなものが root権限で実行されないようにしてください。

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