XA 準拠リソースの概要

コンテナ管理サービス (Web サービスまたは EJB)、CICS または IMS トランザクション、あるいはデータベースまたは MQSeries リソースにアクセスする JES ジョブを実行するようにエンタープライズ・サーバ・インスタンスを設定する場合は、アプリケーションがアクセスするリソース・マネージャと対話できるようにサーバも設定する必要があります。そのコンテキストでは、XA 準拠のリソース・マネージャのみ使用できます。XA インターフェースはスイッチ・テーブルという構造体を表しており、リソース・マネージャで実装された xa_ ルーチンの名前をリストします。この構造体は xa_switch_t と呼ばれます。XA 準拠のリソース・マネージャにアクセスするには、スイッチ・モジュールが必要です。スイッチ・モジュールの目的は、リソース・マネージャによって実装された XA スイッチ・データ構造体のアドレスを取得することです。

IKJEFT01 を使用して JES JCL から Oracle、IBM DB2、SQL Server、または XDB データベースにアクセスする場合は、標準スイッチ・モジュールと一緒に使用する追加のスイッチ・モジュールをビルドする必要があります。

XA リソース・マネージャの詳細を指定するには、Web インターフェースの [Edit Server > Properties > XA Resources] ページを使用します。また、XA リソース・マネージャ定義の編集と削除を行うこともできます。ユーザは、リソース・マネージャを個別に有効にして、エンタープライズ・サーバ・インスタンスの起動時にどのリソース・マネージャをアクティブにするのかを制御できます。