シンボルを新しいシンボルにマップする (-m< symb=newsym)

未解決のシンボル symbnewsym にマップします。newsym はあらかじめ COBOL モジュールに定義しておく必要があります。これにより、symb が呼び出されると、newsym が呼び出されます。

このフラグを使用して、cob で作成されたリンク済みの実行可能プログラムの一部を、ユーザが作成したルーチンや、既製のモジュールにマップすることもできます。マップ可能な RTS シンボルは次のとおりです。

シンボル 説明
sqfile 順編成の固定長レコードのファイルハンドラ
ixfile 索引編成の固定長レコードのファイルハンドラ
rlfile 相対編成の固定長レコードのファイルハンドラ
lsfilev 行順編成の可変長レコードのファイルハンドラ
sqfilev 順編成の可変長レコードのファイルハンドラ
ixfilev 索引編成の可変長レコードのファイルハンドラ
rlfilev 相対編成の可変長レコードのファイルハンドラ

上記のファイルハンドラシンボルのような COBOL ライブラリからシンボルをマッピングしており、newsym にユーザライブラリへの未解決の参照がある場合は、+L、および +l フラグを使用して、ライブラリの検索パスとライブラリ名を指定し、COBOL ライブラリから、新しいシンボルへの参照が正しく検索されるようにしてください。

このオプションを使って、 Micro Focus が提供するファイルハンドラを、ユーザ独自のファイルハンドラに置き換える場合は、ユーザのファイルハンドラを、 Micro Focus の呼び出し可能なファイルハンドラインターフェイスの標準に準拠させる必要があります。 更に、-m フラグを使用して、ご利用の Micro Focus COBOL システムで提供されているバージョン以外の C-ISAM バージョンの RTS とリンクさせることもできます。