C$RUN

Windows 版 ACUCOBOL-GT では、他のプログラムを実行する代替の方法がサポートされます。これにはライブラリ・ルーチン C$RUN を使用します。このライブラリ・ルーチンは SYSTEM ライブラリ・ルーチンと同様に機能しますが、呼び出しプログラムは呼び出されたプログラムの終了を待ちません。代わりに、両方のプログラムが並行して実行します。
注:この ACUCOBOL-GT ライブラリ・ルーチンはこの COBOL バージョンで利用できます。この COBOL システムの互換性の問題については、トピックの終わりにある「互換性の問題」節に示されています。

使用法

CALL "C$RUN"
    USING COMMAND-LINE,
    GIVING STATUS-VAL

パラメータ

COMMAND-LINE PIC X(n) 実行するオペレーティング・システムのコマンド・ラインを含んでいます。
STATUS-VAL 任意の数値データ項目 成功すると 0 を返し、失敗すると -1 を返します。

説明

C$RUN は、呼び出しが失敗すると STATUS-VAL を -1 に設定し、成功すると 0 に設定します。

C$RUN は、Windows 版および Windows NT 版の ACUCOBOL-GT のみで実装されます。その他のシステムでは、必ず 1 を返します。

C$RUN は、シン・クライアント環境でサポートされます。シン・クライアント環境の表示ホスト上でプログラムを実行するには、プレフィックス @[DISPLAY]: をクライアント・マシン上にあるプログラムの名前に追加します。次に例を示します。

C$RUN "@[DISPLAY]:C:\notepad myfile.txt

互換性の問題

"@[DISPLAY]"はこの COBOL システムではサポートされていません。