C$TOUPPER と C$TOLOWER

これらのルーチンは、テキストを大文字または小文字に変換します。
注:この ACUCOBOL-GT ライブラリ・ルーチンはこの COBOL バージョンで利用できます。この COBOL システムの互換性の問題については、トピックの終わりにある「互換性の問題」節に示されています。

使用法

CALL "C$TOUPPER" 
    USING TEXT-DATA, VALUE TEXT-LEN

CALL "C$TOLOWER" 
    USING TEXT-DATA, VALUE TEXT-LEN

パラメータ

TEXT-DATA PIC X(n) 大文字または小文字に変換するデータを含んでいます。
TEXT-LEN USAGE UNSIGNED-INT、または数値リテラル 変換する文字数を含んでいます。

説明

C$TOUPPER は、TEXT-DATA の最初の TEXT-LEN の文字を大文字に変換します。C$TOLOWER は、それらの文字を小文字に変換します。TEXT-DATA ではサイズがチェックされないので、TEXT-LEN に有効な値があることを確認してください。呼び出し文には VALUE を含める必要があります。これを省略すると、ほぼ確実にプログラムにメモリ・エラーが発生します。これらのルーチンは、数値が 0 から 128 までの文字のみを変換します。これを上回る文字 (値が 130 の é など) は、構成変数 UPPER-LOWER-MAP を使用して該当する大文字または小文字にマップする必要があります。

互換性の問題

  • これらのルーチンを呼び出すと、直ちに Micro Focus のライブラリ・ルーチン CBL_TOUPPER と CBL_TOLOWER を呼び出します。