mfdepinst コマンドは、サービスをエンタープライズ・サーバにディプロイするプロセスのサーバ側部分を処理します。このツールは、ディプロイ・パッケージ・ファイル (.int, .idt, .etc) を .car ファイルから抽出して、新しいサービスとパッケージの Directory Service ディレクトリを更新することにより、.car に含まれているファイルをエンタープライズ・サーバ・インスタンスにインストールし、さらにエータプライズ・サーバが起動している場合は、新しいサービスが利用可能であることをエータプライズ・サーバに通知します。
mfdepinst を実行する前に、 %ProgramFiles(x86)%\Micro Focus\Enterprise Developer\deploy (Windows) または $COBDIR/deploy (UNIX) にある .mfdeploy ファイルを、.car ファイルを含んでいるディレクトリの親ディレクトリにコピーします。
.mfdeploy は、サービス・インターフェイスをディプロイするエンタープライズ・サーバの場所、名前、リスナを指定します。このため、例えば .car ファイルが %COBDIR%\myservice\myservice.deploy (Windows) または $COBDIR/myservice/myservice.deploy (UNIX) にある場合、.mfdeploy ファイルは %COBDIR%\myservice (Windows) または $COBDIR/myservice (UNIX) になくてはなりません。
必要に応じて .mfdeploy を編集し、デフォルト値以外の値を指定します。
.car ファイルを含んでいるのと同じディレクトリから Enterprise Developer のコマンド・プロンプトを使用して、mfdepinst を実行します。
コメント：
mfdepinst は、いくつかのファイルを .car ファイルから抽出し、それらを .mfdeploy ファイルに指定されたエンタープライズ・サーバにインストールします。
mfdepinst はその進捗を現在のディレクトリにある deploylog.txt ファイルに記録し、既存の deploylog.txt を上書きします。mfdepinst が完了したら、このファイルを調べてディプロイが成功したかどうかを確認できます。