デバッグ・セッションを起動する

デバッグのオプションと構成はいくつか存在します。次の手順では、デバッグ・セッションを作成します。
  1. プログラムをデバッグするためには、デバッグ用のプロジェクトをコンパイルする必要があります。[COBOL Explorer] ビューでプロジェクトを選択し、メイン・メニューから [Project > Properties] をクリックし、Micro Focus COBOL ノードを展開して、[Build Configuration] を選択します。
  2. [Compile for debugging] を選択して、[OK] をクリックします。
  3. プロジェクトをビルドします。Eclipse は、更新された .class ファイルだけでなく、デバッグに必要な .idy ファイルもコンパイル時に作成します。
  4. デバッグがどのように機能するのかを設定する必要があります。[COBOL Explorer] ビューでプロジェクトを選択し、メイン・メニューから [Run > Debug Configurations] をクリックします。

    [Debug Configurations] ダイアログが表示されます。

  5. [COBOL JVM Application] ツリー項目をダブルクリックして、新しいデバッグ構成を作成します。デフォルトの COBOL 起動構成が表示されます。
  6. [Search] をクリックし、[JVMWorldClass - com.microfocus.examples] を選択して、Main クラスの場所を指定します。
  7. [Stop in main] を選択します。
  8. [Debug] をクリックします。
    注: Eclipse は、[Debug] パースペクティブへの切り替えに関するダイアログ・ボックスを表示することがあります。[Debug] パースペクティブに常に切り替えることを示すチェック・ボックスをクリックしない限り、デバッグ・セッションが開始してコード行で停止しようとするたびに、Eclipse はこのメッセージを表示します。

    アプリケーションは実行を開始し、set class1 to new JVMWorldClass クラスの Main メソッドにある最初の命令で停止します。

    [Debug] ウィンドウには、アプリケーションで実行されているスレッドが表示されます。各スレッドを展開すると、そのスレッドの呼び出しスタックをソース・コード位置と共に表示できます。ソースが使用可能な場合は、呼び出しスタック・エントリをダブルクリックしてそのコード位置に移動し、その実行時点でスタック上にあったときの状態のままローカル変数の値を表示できます。また、アプリケーション・ウィンドウが開き、デバッグが行われている間はアプリケーションの特定のステップがそのウィンドウに表示されます。

    [Variable] ウィンドウには、現在の行とステップ実行された前の文で参照されるデータ項目が表示されます。これにより、特定のデータ項目の呼び出し前と呼び出し後の値を確認できます。ソース・ビューの左端の余白をダブルクリックしてブレーク・ポイントを設定し、[Run > Resume] をクリックしてプログラムをブレーク・ポイントまで実行することができます。
    ヒント: 次の方法を使用すると、プログラムのデバッグに役立ちます。
    キーボード・ショートカット
    • F5 = 現在のコード行で次の文にステップインし、実行を一時停止します。 のクリックと同等。
    • F6 = 次の文に入らずに現在実行中のコード行で次の文をステップオーバし、実行を一時停止します。メソッドは正常に実行されます。 のクリックと同等。
    • F7 = ステップインしたメソッドまたはパラグラフから戻り、実行を一時停止します。メソッド内の残りのコードは正常に実行されます。 のクリックと同等。
    • F8 = 一時停止したコード行からプログラムの実行を再開します。のクリックと同等。
    また、[Drop to Frame] ボタン をクリックして、現在のメソッドの開始位置に移動することもできます。
    データ項目の値を確認するには、次の操作を行います。
    データ項目上でマウス・ポインタを保持すると、現在値がテキスト・ホバーとして表示されます。現在の実行行と前の行に含まれているすべての変数の値は、[Variables View] (通常は、IDE の右上に表示される) に表示されます。