呼び出されるプログラムと依存性

実行時に呼び出されるプログラムは、以前と同じ方法で検索されます。ただし、COBPATH を設定してファイルを共通フォルダにコピーするための新しい方法もいくつかあります。

呼び出されるプログラムをビルドするには

呼び出されるプログラムを .dll または .so ファイルにビルドするときには、プロパティを設定して、ビルドされたファイルをメイン・アプリケーション実行ファイルと同じフォルダに出力することができます。これを行うには、呼び出されるプログラムとアプリケーション・メイン・プログラムが同じプロジェクトに含まれている必要があります。これを設定するには、次の操作を行います。

  1. 呼び出されるプログラムを含んだプロジェクトを作成します。
  2. プロジェクト・プロパティで [Micro Focus COBOL > Build Configurations] を展開し、[COBOL] をクリックします。
  3. [Target Settings] で [Single Native Library File] を選択します。
  4. [Output Path] を、メイン・アプリケーション実行ファイルが出力されるサブフォルダに設定します。
  5. アプリケーションと共に .dll ファイルをデバッグする場合は、[Override COBOL project settings] をクリックして、[Compile for debugging] をオンにします。
  6. プロジェクトをビルドします。

COBPATH 環境変数を設定するには

次のように COBPATH 環境変数をランタイム構成に追加します。

  1. 呼び出すアプリケーション・プロジェクトのプロパティで [Micro Focus COBOL > Run-time Configuration > Environment Variables] を展開します。
  2. COBPATH 変数を追加し、呼び出されるファイルのフル・パスを指定します。