タイプ指定子

タイプ指定子は、クラス、インターフェース、列挙などのタイプの宣言です。

type-specifier

simple-type-specifier

simple-type-specifier

predefined-type-specifier

predefined-type-specifier

あらかじめ定義されるタイプ
  01 dAmount  decimal.
  01 asNames string occurs 5.
  01 abFigures binary-long occurs any.
TYPE キーワード
  01 objMyType type MyType.  
  01 objDataTime type DateTime.        *> .NET COBOL
  01 objDataTime type java.util.Date.  *> JVM COBOL

詳細は次のとおりです。

  • objMyType は、タイプ MyType のオブジェクトとして定義されます。
  • objDataTime は、.NET COBOL のオブジェクト・タイプ DateTime、または JVM COBOL の java.util.Date として定義されます。

長いタイプの名前

省略名だけを入力すれば済むように長いクラス名を表すネームスペースを定義するには、ILUSING 指令を使用します。

マネージ・タイプと互換性のあるタイプ

あらかじめ定義されている COBOL データ・タイプと、ユーザが定義するその他のマネージ・タイプはすべて、対応するネイティブ・マネージ・タイプ (.NET または JVM) にマップされますが、次のルールに従う必要があります。マネージ・タイプのルールは次のようになります。

  • 01 (または 77) レベルで宣言する必要があります。
  • REDEFINES または RENAMES は必要ありません。
  • 参照変更の対象であってはなりません。
  • ADDRESS OF 句の対象であってはなりません。
  • OCCURS 句のフォーマット 3 を使用して配列を宣言できます。

COBOL データ項目がこれらのルールに従わない場合や他のカテゴリの場合、その項目はマネージ・タイプ (.NET または JVM) と見なされず、内部マネージ・バイト配列内でコンパイラによって割り当てられます。COBOL ポインタ・データ項目は、必ずこのいずれかのバイト配列を示します。