注:次の説明は .NET マネージ・コードのみに該当します。
別のクラスを継承する非抽象クラスを実装するとき、基本クラスの抽象メソッドをオーバーライドする必要があります。抽象メソッドには実装は含まれておらず、継承されたクラスの実装でオーバーライド・メソッドを指定する必要があります。
オプションで、任意の仮想メソッドまたは基本クラスのプロパティをオーバーライドできます。仮想メソッドには実装が含まれますが、基本クラスの作成者は、その実装が必要に応じて派生クラスによってオーバーライドされる実装であると認識します。
メンバを容易にオーバーライドする方法として COBOL 開発システムに含まれている[Override COBOL Members] ダイアログでは
- クラスの継承元となる基本クラスが表示されます。
- オーバーライドするメソッドを選択できます。
- オーバーライド・メソッドの構造がクラスに追加されます。
このダイアログを使用して、継承されたクラスのメンバを次のようにオーバーライドします。
- エディタで、オーバーライドするメンバを含んでいる class-id の内側を右クリックします。
- [Override Class Members] を選択します。
- ダイアログで、オーバーライドするメンバを選択します。
- [OK] をクリックします。
これにより、オーバーライド・メソッドの構造が派生クラスの最後に追加されます。
制限事項:
- ダイアログでは .NET マネージ・コードのみがサポートされます。
- ダイアログでは、イベント・メンバおよび汎用クラスのメンバがサポートされず、これらは階層ツリーに表示されません。汎用基本クラスはダイアログに空白で表示されます。