継承されたクラスのメンバのオーバーライド

注:次の説明は .NET マネージ・コードのみに該当します。

別のクラスを継承する非抽象クラスを実装するとき、基本クラスの抽象メソッドをオーバーライドする必要があります。抽象メソッドには実装は含まれておらず、継承されたクラスの実装でオーバーライド・メソッドを指定する必要があります。

オプションで、任意の仮想メソッドまたは基本クラスのプロパティをオーバーライドできます。仮想メソッドには実装が含まれますが、基本クラスの作成者は、その実装が必要に応じて派生クラスによってオーバーライドされる実装であると認識します。

メンバを容易にオーバーライドする方法として COBOL 開発システムに含まれている[Override COBOL Members] ダイアログでは

このダイアログを使用して、継承されたクラスのメンバを次のようにオーバーライドします。

  1. エディタで、オーバーライドするメンバを含んでいる class-id の内側を右クリックします。
  2. [Override Class Members] を選択します。
  3. ダイアログで、オーバーライドするメンバを選択します。
  4. [OK] をクリックします。

    これにより、オーバーライド・メソッドの構造が派生クラスの最後に追加されます。

制限事項:
  • ダイアログでは .NET マネージ・コードのみがサポートされます。
  • ダイアログでは、イベント・メンバおよび汎用クラスのメンバがサポートされず、これらは階層ツリーに表示されません。汎用基本クラスはダイアログに空白で表示されます。