PL/I プロジェクトのビルド

注: PL/I プロジェクトでは、x86 プラットフォームのコンパイルのみが行われます。

プロジェクトの出力タイプを設定し、プロジェクトおよび個別ファイルのビルド指令を設定するには

  1. プロジェクト・プロパティの [Application] タブで、ビルドによって生成される実行可能ファイルのファイル・タイプと名前、および実行可能ファイルを単数生成するかまたは複数生成するかを指定します。
    • [Console Application] - プロジェクト全体で実行可能ファイル (.exe) を 1 つ作成するか、またはプロジェクトの .pli ソース・ファイルごとに実行可能ファイルを 1 つ作成します。
    • [Link Library (.DLL)] - プロジェクト全体で実行可能ネイティブ・ライブラリ・ファイル (.dll) を 1 つ作成するか、またはプロジェクトの .pli ソース・ファイルごとに実行可能ネイティブ・ライブラリ・ファイルを 1 つ作成します。
    • [Static Library (.LIB)] - プロジェクト全体でライブラリ・ファイル (.dll) を 1 つ作成するか、またはプロジェクトの .pli ソース・ファイルごとにネイティブ・ライブラリ・ファイルを 1 つ作成します。
    • [Mainframe Subsystem Application] - 1 つの .lib ファイルまたは複数の .dll ファイルに対してのみコンパイルします。
  2. プロジェクトの出力パス、コンパイルおよびプリプロセッサのオプションを、プロジェクト・プロパティの [PL/I] タブで指定します。
    • をクリックして、このタブで設定できる全コンパイラ指令のリストを表示します。
    • をクリックして、指令のリストをアルファベット順に表示します。
    • をクリックして、指令のリストをカテゴリ別に表示します。
  3. プロジェクト・プロパティの [PL/I Link] タブを使用して、実行可能ファイルを .lib ファイルまたは .obj ファイルにリンクし、その他のリンク設定も行います。
  4. IDE がコピーブックを検索するパスを [Dependency Paths] タブで指定します。
    • [PL/I Include Paths] を選択して、IDE がインクルード・ファイルを検索するパスを追加します。
    • [IMS Copy Paths] を選択して、IDE が IMS コピーブックを検索するパスを追加します。
    を使用して新しいパスを追加します。
  5. Mainframe Subsystem Application では、必要に応じてその他のタブを使用し BMS および IMS の設定を行います。
  6. [File > Save All] をクリックします。
  7. 必要に応じて、ファイル・プロパティから、プロジェクトの個別の PL/I プログラムで任意のビルド設定を追加します。

    プロジェクト・プロパティと異なる場合、個別のファイルに設定した PL/I プロパティはプロジェクトに対する設定に優先します。

アプリケーションをビルドするには、次の手順を行います。

  1. [Build > Build Solution] をクリックしてソリューション全体をビルドするか、またはソリューション・エクスプローラでプロジェクトを選択し [Build > Build ProjectName] をクリックしてそのプロジェクトのみをビルドします。

    プロジェクトをビルドすると、プロジェクト・プロパティの [PL/I] タブにある [General] セクションの [Output Path] 設定で指定されたディレクトリに、出力ファイルが作成されます。

  2. [Output] ウィンドウでビルドの結果を確認します。

    ビルドで生じたエラーは [Error List] ウィンドウに表示されます。

注:
  • [Build > Clean Solution] を選択すると、ビルドで生成されたすべてのファイルをプロジェクト・ディレクトリから削除します。
  • [Build > Rebuild Solution] を選択すると [Clean] 操作の実行後にプロジェクトをビルドします。

プロジェクトの個別のファイルまたは選択したファイルをコンパイルするには、次の手順を行います。

  1. ソリューション・エクスプローラで、1 つの PL/I プログラムまたは複数の PL/I プログラム一式を右クリックし、[Compile] をクリックします。