デバッグのツール・チップ

デバッグ中にデータ項目にカーソルを置くと、その値をデバッグ・ツール・チップに表示できます。

現在デバッグしているプログラムでないプログラムから項目にクエリを実行するには、ここで示す手順に従って、呼び出し履歴のリストでそのプログラムを現在のコンテキストとしてポイントする必要があります。これを行わないと、現在デバッグしているプログラムがコンテキストになり、ツール・チップに不正確な値が表示されます。これは Visual Studio のデフォルトの動作です。

デバッグしているプログラム以外のプログラムのデバッグ・ツール・チップの表示

現在のコンテキストに該当するプログラムをポイントするには、次の手順を行います。

  1. プロジェクトのデバッグを開始し、コードにステップインします。
  2. [デバッグ > 呼び出し履歴] をクリックして、呼び出し履歴を表示します。

    デバッグ中のプログラムが黄色の矢印で示されます。このプログラムは現在のコンテキストでもあります。

  3. 呼び出し履歴のリストにアプリケーションの他のプログラムが入力されるまで、コードのステップインを継続します。
  4. 呼び出し履歴のリストで、クエリを実行するプログラムをダブルクリックします。

    これにより、リストでそのプログラムの先頭に緑の矢印が表示され、現在のコンテキストであることが示されます。

  5. エディタを使用し、クエリを実行する項目への参照を含んでいるプログラムまたはコピーブックを開きます。
  6. データ項目にマウスカーソルを移動します。

    デバッグのツール・チップに正しい値が表示されます。

添え字 OCCURS 項目のデバッグ・ツール・チップ

デバッグ・ツール・チップのスタイルは、配列のすべての項目を表示するかまたは表現の値を表示するように設定できます。これは [Tools > Options > Micro Focus COBOL > Advanced] から行い、[Debug tooltip style for OCCURS items] フィールドでプリファレンスを設定できます。

ツール・チップのスタイルは、エディタのデフォルトのキー操作、ALT+TT を使用して変更できます。