Simple-JNDI

Simple-JNDI パッケージは、Java プロパティ・ファイルを使用してデータ・ソース・オブジェクトの説明を保存する JNDI をクライアント・ライブラリとして実装します。

Simple JNDI のインストールと構成

  1. Open Source Java コンポーネント Web サイトから Simple JNDI 11.4.1 以上をダウンロードします。
  2. ローカルまたは共有の場所に解凍します。
  3. テキスト・エディタを使用して、次の内容を含む jndi.properties ファイルを作成します。
    java.naming.factory.initial=org.osjava.sj.SimpleContextFactory
    org.osjava.sj.root=configFileDirectory
    configFileDirectory は、jndi.properties ファイルを含むフォルダのフル・パスです。
  4. simple-jndi-version.jar ファイルを、Eclipse のプロジェクト・プロパティの JVM ビルド・パスに追加するか、Eclipse のデバッグ構成またはランタイム構成の CLASSPATH プロパティで追加します。
  5. 次のいずれかを実行します。
    • jndi.properties 構成ファイルを .zip ファイルに圧縮し、[Add External JARs] を使用して .zip ファイルを含むディレクトリを追加します。
    • [Add External Class Folder] を使用して jndi.properties ファイルを含むディレクトリを追加します。
  6. 再度、テキスト・エディタを使用して、次の命名規則でデータ・ソースごとに 1 つのデータ・ファイルを作成します。

    dataSourceName.properties

  7. 各データ・ファイルに次の内容を含めます。
    type=javax.sql.DataSource
    driver=driverName
    url=JDBC-URL
    user=userID
    password=password
    詳細は次のとおりです。
    driverName JDBC ドライバの名前
    JDBC-URL サーバとデータベースを識別する URL
    userID サーバとデータベースへのログオンに必要なユーザ ID。データベースで必要ない場合はオプションです。
    password 指定のユーザ ID に付随するパスワード。データベースで必要ない場合はオプションです。
  8. 各ファイルを jndi.properties ファイルと同じフォルダに保存します。

Simple-JNDI のインストールと構成の詳細は、ソフトウェアに付属のドキュメントを参照してください。

データ・ファイルのサンプル

これらのデータ・ファイルのサンプルは、3 つの典型的なデータ・ソース接続の接続プロパティを表しています。

DB2-Express を使用する DB2
ファイル名:DB2.properties
    type=javax.sql.DataSource
driver=com.ibm.db2.jcc.DB2Driver
url=jdbc:db2://localhost:50000/sample:retrieveMessagesFromServerOnGetMessage=true;
user=userName
password=password
SQL Server Express を使用する MSSQL
ファイル名:MSSQL.properties
Windows 環境の場合 
			 :
type=javax.sql.DataSource
driver=com.microsoft.sqlserver.jdbc.SQLServerDriver
url=jdbc:sqlserver://localhost\SQLEXPRESS;database=Northwind;integratedSecurity=true;
user=
password=
Oracle XE を使用する ORA
ファイル名:ORA.properties
    type=javax.sql.DataSource
driver=oracle.jdbc.driver.OracleDriver
url=jdbc:oracle:thin:@localhost:1521/XE
user=userName
password=password