Eclipse IDE のリモート開発サポートは、プログラムをビルドおよびデバッグするために UNIX マシン上で実行されて IDE からのすべての要求を処理する Enterprise Developer に依存しています。Enterprise Developer は、Remote Development Option (RDO) デーモンという UNIX デーモンを提供します。Eclipse クライアントが RDO デーモンに接続すると、RDO デーモンは RDO を起動します。どの環境を使用して RDO デーモンを起動しようとも、その環境はすべてのサーバ (したがって、すべてのビルドおよびデバッグ・セッション) に対して継承されます。
デフォルトのポート (4075) でバックグラウンド・プロセスとしてデーモンを起動するには、スーパーユーザ権限を使用して次のコマンドを実行します。
$COBDIR/remotedev/startrdodaemon
これにより、デーモンはポート 4075 でそのマシンに接続している Eclipse クライアント・プロセスをリッスンするようになります。別のポートを使用する場合は、startrdodaemon コマンドで別のポート番号を指定します。
デーモンは、指定したポートまたは指定した範囲のポートでサーバをインスタンス化するように設定することもできます。これは、ファイアウォールを通じて特定のポートだけを開く場合に特に関連します。これを行うには、スーパーユーザ権限を使用して次のコマンドを実行します。
$COBDIR/remotedev/startrdodaemon [<port> | <low port>-<high port>]
次に例を示します。
$COBDIR/remotedev/startrdodaemon 4999
このコマンドは、ポート 4999 でリッスンするデーモンを起動し、ランダムなサーバ・ポートを使用します。
次に例を示します。
$COBDIR/remotedev/startrdodaemon 4080 4090-4999
このコマンドはポート 4080 でリッスンするデーモンを起動し、サーバ・ポートは 4090~4999 の範囲内になります。