カスタムのプロジェクトおよびファイル・テンプレートの使用

Enterprise Developer には主な種類のアプリケーションを対象とした幅広い COBOL プロジェクト・テンプレートがあり、それらに基づいてアプリケーションをビルドできます。

組織では、大勢のユーザ (例えば開発やテストのチームなど) が開発に携わり作業グループの環境で共同作業を行って同じソース・コードを共有する、複雑なアプリケーション開発のライフ・サイクルに取り組む場合があります。

このような場合、管理者が最も共通して使われるプロジェクトに基づいてテンプレートを作成しそれらのプロジェクトを各ユーザに配布できます。このようなテンプレートの利用によって、開発プロセスを迅速化できると同時に、各スタッフが異なる設定を利用することで間違いや不統一が生じるリスクを最小限に減らすことができます。

Enterprise Developer では、ウィザードで既存の設定済みプロジェクトやファイルをテンプレートとして使用し、新しいプロジェクトやファイルを作成できます。

テンプレートを作成するには、管理者が土台となるプロジェクトを作成、設定し、必要なソース・プログラムを加え、そのプロジェクトをバージョン管理システムのフォルダに保存するなどの手法によって組織内で共有します。テンプレートを使用するには、各ユーザはそのフォルダをソース制御システムから各自のマシンにダウンロードし、その場所でテンプレートを検索するように Enterprise Developer を設定する必要があります。

注:カスタム・ファイル・テンプレートの使用は、COBOL プログラム、COBOL JVM クラス、または COBOL JVM プロジェクトのインターフェイスではサポートされません。