プロジェクトを含める新しい Eclipse ワークスペースを作成する必要があります。このチュートリアルではロケーション C:\work\JSPBook を使用しますが、都合のよい任意の場所にワークスペースを配置してください。
チュートリアルでは、アプリケーションをディプロイするために Tomcat 7 サーバが必要になります。
現在、JVM COBOL ランタイムは、デフォルトでネイティブ COBOL にアクセスします。JVM COBOL を Tomcat にディプロイできるようにするには、特定のセットアップ要件が存在する必要があります。このトピックでは、Windows および Red Hat Enterprise Linux 上の Tomcat に JVM COBOL をディプロイするために必要な手順を説明します (ただし、この手順は、サポートされているすべての Linux および UNIX プラットフォームに使用できます)。
Tomcat でランタイムを機能させるには、システム・クラス・ローダ (システム全体の基本クラス・ローダ) にロードされるように jar をディプロイする必要があります。本文書では、そのようなディプロイを実行するのに必要な手順と、必須のネイティブ・ライブラリをランタイムが検出できるようにするために必要な環境設定について説明します。
UNIX では、追加の構成を必要とする cobjrun の使用に関して特定の問題も存在します。
Apache Tomcat 7 をインストールするには、http://tomcat.apache.org/download-70.cgi に移動して、Windows サービス・インストーラを選択します。
まず第一に、Micro Focus COBOL インストールが %COBDIR% (Windows 7 では、通常は C:\Program Files (x86)\Micro Focus\Visual COBOL 2010) にあること、および Apache Tomcat インストールが %CATALINA_HOME% (通常は C:\Program Files (x86)\Apache Software Foundation\Tomcat 7.0) にあることを前提とします。%COBDIR%\bin ディレクトリには、JVM COBOL ランタイム jar が含まれています。これらは、mfcobolrts.jar と mfcobol.jar です。これらの jar を %CATALINA_HOME%\lib にコピーします。これにより、Tomcat は特定の Web アプリケーションに固有のローダではなくシステム・クラス・ローダにランタイムをロードするようになります。
Tomcat を起動するには、PATH 変数を正しく設定する必要があります。ネイティブ・ランタイムと JVM ネイティブ・サポート・ライブラリは、Tomcat の起動元である PATH 変数上に存在する必要があります。32 ビット JVM の場合、これらは %COBDIR%\bin にあります。64 ビット JVM の場合は、%COBDIR%\bin64 を使用します。現在実行中の Tomcat インスタンスを停止してから、新しい環境で Tomcat を起動する必要があります。これをコマンド・ラインから行うには、次のコマンドを実行します。
#set PATH=%PATH%;%COBDIR%\bin;%CATALINA_HOME%\bin #Tomcat7 //SS// #Tomcat7
Web ページ localhost:8080 に移動すると、Tomcat ランディング・ページが表示されます。これで、JVM COBOL クラスを使用する Web アプリケーション・アーカイブは、通常の Java Web アプリケーションであれば、この Tomcat インスタンスにディプロイできるようになります。
ただし、これは、cobjrun を java に名前変更してパス上に置くほど単純ではありません。Tomcat は JAVA_HOME を使用して java トリガと VM を検索するため、Tomcat 上での JVM COBOL の実行専用に Java インスタンスを変更する必要があります。
Java 6 インストールのコピーを作成します。Tomcat の実行には、このコピーを使用します。
#mv $JAVA_HOME/bin/java $JAVA_HOME/bin/javabu
#ln -s $COBDIR/bin/cobjrun32 $JAVA_HOME/bin/java
#cp $COBDIR/lib/mfcobolrts.jar $CATALINA_HOME/lib #cp $COBDIR/lib/mfcobol.jar $CATALINA_HOME/lib
<role rolename="manager-gui"/> <user username="admin" password="admin" roles="manager-gui"/>
変更版の Java および Tomcat インストールを上記のように作成したら、次の手順を実行して、それを JVM COBOL サポートで起動します。
#export PATH=$JAVA_HOME/bin:$CATALINA_HOME/bin:$PATH
#$COBDIR/bin/cobsetenv $COBDIR
#java -versionこれにより、バージョン情報が出力されるはずです。代わりに "java: Could not load libjvm.so" というエラー・メッセージが出力された場合は、トリガが JVM ランタイム・ライブラリを検出できないことを意味しています。トリガが機能するためには、これを LD_LIBRARY_PATH (AIX/HP_UX 上の LIBPATH) に追加する必要があります。libjvm.so の正確な場所は JVM ごとに異なります。Linux 上の 32 ビット Oracle 1.6.27 VM の場合、必要なコマンドは次のとおりです。
#JAVA_LIB=$JAVA_HOME/jre/lib/i386/server #export LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$JAVA_LIB
#startup.sh
#shutdown.sh