Secure Shell デーモン・プロセスを使用してリモート・ホスト上でサーバを起動するには

接続先のリモート UNIX マシンが DevHub デーモンでサポートされない LDAP 認証を使用している場合、リモート・ホストでサーバを起動する唯一の方法はそれをサポートする Secure Shell デーモン・プロセスを使用することです。

このような接続には次の利点もあります。

SSH デーモン・プロセスを使用してリモート・ホストへの接続を設定および確立するには、次の手順を実行します。

  1. Eclipse で、[File > New > COBOL Remote Project] をクリックします。
  2. [New Remote Project] ダイアログ・ボックスで、プロジェクトの名前を指定します。
  3. [Next] を 2 回クリックします。
  4. [Connection name] の行で、[New Connection] をクリックします。

    [New Connection] ウィザードが起動します。

  5. [Micro Focus DevHub using SSH]、[Next] の順にクリックします。
  6. [Host name] と [Connection name] を指定し、[Next] をクリックします。

    これにより、[Processes] ページが開きます。

  7. [Available Services] ペインで、[Launcher Properties] をクリックします。
  8. ランチャとサーバ起動コマンドの詳細が表示される [Properties] ペインを参照します。
  9. [Server launch command] ダイアログで、個々の要件に固有の構成データを入力します。これらのデータは、スクリプトで指定するか、または値のリストとして指定できます。

    PATH 変数に Java がある場合、デフォルトのコマンドは次のようになります。

    sh -c "/opt/microfocus/EnterpriseDeveloper/remotedev/startdoserver 0

    PATH 変数に Java がなく Enterprise Developer がデフォルトの場所にインストールされていない場合を考慮したときの完全なコマンドは、次のようになります。

    sh -c "PATH=java install directory/bin:$PATH; export PATH; COBOL install directory/remotedev/startrdoserver [<port> | <low port>-<high port>] "

    詳細は次のとおりです。

    • <port> は、クライアント・マシン上の Eclipse からの接続をリッスンするためにデーモンが使用するポート番号です。値が指定されない場合は、デフォルト値の 4075 が割り当てられます。この値は、Eclipse インストール内で割り当てられている値と一致します。

      次に例を示します。

      $COBDIR/remotedev/startdoserver 4999

      このコマンドは、ポート 4999 でリッスンするデーモンを起動し、ランダムなサーバ・ポートを使用します。

      $COBDIR/remotedev/startdoserver 0

      <port> の 0 の値は、コマンドがランダム・ポートでリッスンするデーモンを起動しランダム・サーバ・ポートを使用することを示します。

    • <low port>-<high port> は、デーモンによって起動されたサーバがクライアント・マシン上の Eclipse と通信するために使用するポートの範囲です。

      次に例を示します。

      $COBDIR/remotedev/startdoserver 4080 4090-4999

      このコマンドはポート 4080 でリッスンするデーモンを起動し、サーバ・ポートは 4090~4999 の範囲内になります。

  10. 必要に応じて、[Processes] および [Shells] ダイアログに同じ構成データを入力します。
  11. [Finish] をクリックします。