サーバ側の接続テスト

Development Hub サーバからサーバ側接続診断ツールを実行すると、次のテストが実行されます。

[Eclipse test machine]
このテストでは、eclipse-client によって指定されたクライアント・マシンに ping コマンドを実行します。
-v フラグも設定すると、ping を実行した結果が表示されます。クライアント・マシンを指定しない場合は、テストはスキップされます。
テストに失敗した場合、サーバはクライアント・マシンに ping コマンドを実行できず、ネットワーク構成に何らかの問題があることが示唆されます (DNS ルックアップの失敗、またはファイアウォールまたはルーティングの問題など)。ネットワーク管理者に連絡し、詳細なトラブルシューティングを行ってください。
[Development Hub daemon status]
このテストでは、Development Hub のデーモンの実行状況をチェックします。[Micro Focus Development Hub using RSE] または [Micro Focus Development Hub using SAMBA, NFS etc] 接続タイプを使用している場合にデーモンが必要です。他の接続タイプを使用している場合は、このテストはスキップされます。
テストに失敗した場合は、デーモンの再起動の詳細について『デーモン・プロセスを使用してリモート・ホスト上でサーバを起動するには』を参照してください。
[Development Hub daemon connect]
このテストでは、デーモンに接続できるかどうかをチェックします。
テストに失敗した場合、ファイアウォールの問題が示唆されます。その場合は、ファイアウォールを一時的にオフにして再テストします。またデーモンを停止して再起動することをお奨めします。詳細については『リモート・システム・エクスプローラ・サポートの設定』を参照してください。
[JVM version]
このテストでは、Java のバージョンがサポート対象ベンダのものか、およびサポート対象のバージョンかどうかをチェックします。
テストに失敗した場合、Java のバージョンをサポート対象ベンダのリストと照合してチェックしてください。このリストは『Additional Software Requirements for Micro Focus Visual COBOL Development Hub』に表示されています。
[Required tools]
このテストでは、必要なすべてのツールが Development Hub にあるかどうかをチェックします。-v フラグも設定すると、必須ツールのリストが表示されます。

テストに失敗した場合、見つからないツールとしてハイライトされているツールを再インストールします。

注:テストで sed または ed が見つからないことが示された場合、必須ツールを再インストールした後に Development Hub も再インストールすることをお奨めします。
[SE Linux]
このテストでは、SE Linux セキュリティ・モジュールが有効かどうかをチェックします。このモジュールは Development Hub ではサポートされません。
テストに失敗した場合、SE Linux モジュールを無効にする必要があります。
[License daemons]
このテストでは、コンパイル時および実行時にライセンス・デーモンが実行しているかどうかをチェックします。
テストに失敗した場合、スーパー・ユーザの権限でログインし次を実行することで、ライセンス・デーモンを起動する必要があります。
/var/microfocuslicensing/bin/startmfcesd.sh
[Password crypt]

このテストでは、入力されたパスワードがユーザ ID に対して有効かどうかをチェックします。

注:テストでは、etc/passwd 機能を認証モデルとして使用します。

テストに失敗した場合、substitute user (su) コマンドを使用してユーザ資格情報をチェックします。

[Compile & run some COBOL]
このテストでは、COBOL をコンパイルして実行できるかどうかをチェックします。
テストに失敗した場合、より多くの情報を得られるように -v フラグを設定した状態で再テストし、その後、標準のコンパイルの問題または実行時の問題への対処と同様にトラブルシューティングを行います。
[X Display]
このテストでは、X Server インストールがクライアント・マシンで実行しているかどうかをチェックします。
テストに失敗した場合、指定された X Server が実行していないか、またはリモート接続が可能なように X Server が設定されていないことを示しています。X Server をクライアント・マシンで起動するか、または既に実行している場合は、リモート接続を可能にするように設定します。リモート接続を可能にする方法については、X Server のインストール・マニュアルを参照してください。
[Shell.pm]

このテストでは、Shell.pm という Perl モジュールを特定できるかどうかをチェックします。

テストに失敗した場合、@INC を使用して Shell.pm が見つからないことを意味しています。これを解決するには、PERLLIB または PERL5LIB 環境変数を定義して見つからないモジュールへのパスを指定し、デーモンを再起動します。
[su to user]
このテストでは、指定のユーザ名に対して su コマンドを実行できるかどうかをチェックします。
テストに失敗した場合、ネットワーク管理者に連絡し、詳細なトラブルシューティングを行ってください。