サービス・インターフェイスのディプロイ処理

このトピックでは、サービス・インターフェイスのディプロイ処理について説明します。また、考えられる 3 通りのディプロイ・シナリオを示します。

サービス・インターフェイスのエンタープライズ・サーバへのディプロイには、複数のステップが含まれます。すべてのステップを完了する必要がありますが、各ステップの実行方法には、いくつかの選択肢があります。

重要:サービス・インターフェイスをディプロイする前に、エンタープライズ・サーバ上にエンタープライズ・サーバ・インスタンスを作成し、COBOL または PL/I アプリケーションを実行するように構成しておく必要があります。
IMTK を使用して作成したすべてのタイプのサービス・インターフェイスをディプロイする場合、基本的なディプロイ処理には次のステップが含まれます。
  1. エンタープライズ・サーバ・インスタンスを開始します。
  2. IMTK Deploy ツールまたは -generate オプションを指定した imtkmake コマンドを使用して、ディプロイ・パッケージ (.car ファイル) を作成します。
  3. エンタープライズ・サーバ・インスタンスが実行されているシステムに、ディプロイ・パッケージをコピーします。この操作は、IMTK Deploy ツールでディプロイ・パッケージを作成したとき、またはimtkmake コマンドを使用してディプロイ・パッケージをインストールしたときに、自動的に実行されます。
  4. ディプロイ・パッケージをインストールします。この操作は、IMTK Deploy ツールでディプロイ・パッケージを作成したときに、自動的に実行されます。imtkmake を使用してディプロイ・パッケージを生成した場合は、-deploy オプションを指定した imtkmake コマンド、または mfdepinst コマンドを使用してこの操作を行ってください。ディプロイ・パッケージは、手動でインストールすることもできます。
  5. Enterprise Server Administration コンソールから、Micro Focus Directory Server にサービス・インターフェイスを追加します。Deploy ツール、imtkmake コマンド、または mfdepinst コマンドを使用している場合、この操作は自動的に実行されます。
  6. エンタープライズ・サーバ・インスタンスにサービスを追加します。Deploy ツール、imtkmake コマンド、または mfdepinst コマンドを使用している場合、この操作は自動的に実行されます。

次に、考えられる 3 通りのディプロイ方法のシナリオを示します。いずれかのシナリオを使用するか、必要なステップがすべて含まれた独自の方法を設計してください。

シナリオ 1:IDE ツールを使用したディプロイ

  1. [Server Explorer] で、エンタープライズ・サーバ・インスタンスを、サービス・インターフェイスが含まれるプロジェクトに関連付けます。
  2. エンタープライズ・サーバ・インスタンスが開始されていない場合は、[Server Explorer] から開始します。
  3. サービス・インターフェイスのディプロイ・プロパティを設定します。プロパティは、サービス・インターフェイスのタイプに応じて異なります。詳細については、『Properties - Service Interface』を参照してください。
  4. インターフェイス・マッパ・パースペクティブでサービス・インターフェイスを右クリックし、コンテキスト・メニューから [Deploy] を選択して、サービス・インターフェイスをディプロイします。

シナリオ 2:imtkmake を使用したディプロイ

  1. COBOL プログラム・ファイルが含まれるディレクトリの Enterprise Developer コマンド・プロンプト で、-generate および適切なパラメータを指定して imtkmake コマンドを実行します。
  2. -deploy オプションおよび適切なパラメータを指定して imtkmake コマンドを実行します。
注:-generate オプションと -deploy オプションを一緒に使用することもできます。imtkmake コマンドの使用方法の詳細については、『imtkmake コマンド』リファレンス・トピックを参照してください。

シナリオ 3:手動でのディプロイ

弊社では、上述の 2 通りのディプロイ・シナリオのいずれかを使用することを推奨していますが、ディプロイ・パッケージを使用せず、すべてのディプロイ・ステップを手動で実行することもできます。すべての必要なピースを作成し、それらをエンタープライズ・サーバ・システムにコピーして、Micro Focus Directory Server インターフェイスでパッケージおよびサービス・オブジェクトを構成に追加することができます。詳細については、『Work with Packages』および『Work with Services』を参照してください。