切り捨てオプション

切り捨てオプションを使用して、特定のデータ項目の切捨てを制御できます。

ccbl (Windows) または ccbl32 および ccbl64 (UNIX) をコマンド・ラインから使用するかまたは ACUOPT コンパイラ指令を使用するとき、Enterprise Developer で次のコンパイラ・オプションがサポートされます。

オプション 定義
-Dz すべてのバイナリおよびパック 10 進数データ・タイプは、それらが保持できる最大の値を判断するとき、それらの PICTURE を無視します。文字の移動先への移動では PICTURE を使用しません (代わりに移動される桁数が、可能な最大の値によって決まります)。
-noTRUNC すべてのバイナリ・データ・タイプは、それらが保持できる最大の値を判断するとき、それらの PICTURE を無視します。ただし、データをバイナリ数値データ項目から文字データ項目に移動するときは PICTURE を使用します。このオプションの名前は、このように動作する他の COBOL システムの一部で使用される名前に似ています。
-truncANSI すべての ANSI COBOL ルールが使われます。各数値データ項目には、PICTURE のサイズまでの値が格納されます。少数の USAGE タイプには例外があります (COMP-X、COMP-5 など)。データ項目が MOVE 文のターゲットである場合、PICTURE によって許容される値より大きい値は標準サイズ・ルールを使用して切り捨てられますが、COMP-5 項目の場合は、値を文字データ項目に移動するときその PICTURE を使用します。算術オーバーフローの結果 (SIZE 句なし) は未定義です。

コメント:

-Dz 切り捨てオプションはマネージ COBOL ではサポートされません。