文字セット変換をカスタマイズするには

注:

カスタマイズされた文字セット変換を作成するとき、結果として生成されるプログラムはスレッド・セーフではなくなります。これは通信プロセス (MFCS) の問題を引き起こしメモリ破損の原因になります。

これを防ぐには、ローカル場所節宣言を %ProgramFiles%\Micro Focus\Enterprise Developer\src\codeset\csnnnn.cbl ファイルの作業ストレージの直後に挿入します。ここで、nnnn は 4 桁の国コードです。

  1. [Start > All Programs > Micro Focus Enterprise Developer > Tools > Enterprise Developer Command Prompt] をクリックします。
  2. 一時ファイルを保持する新規フォルダを作成し、それを現在のフォルダにします。次に例を示します。
    md mylang
     cd mylang
  3. コマンド・プロンプトで、次のように入力します。
    set mfcodeset=nnnn

    ここで、nnnn はサポートされる 4 桁の国コードで、その文字セット変換テーブルは、作成するカスタマイズ・バージョンに最も類似したものになります。

  4. 次を入力します。
    codecomp /p mapfile.a2e mapfile.e2a

    ファイル mapfile.a2e および mapfile.e2a は現在のフォルダに作成されます。

  5. マップファイル内の変換テーブルを要件に適するように編集します。Mapfile.a2e には ANSI から EBCDIC への変換テーブルが含まれ、mapfile.e2a には対応する EBCDIC から ANSI への変換テーブルが含まれています。
  6. 次を入力します。
    codecomp mapfile.a2e mapfile.e2a

    codeset.cpy ファイルは現在のフォルダに作成されます。

  7. 次を入力します。
    copy  
    		  %ProgramFiles%\Micro Focus\Enterprise Developer\src\codeset\csnnnn.cbl csnnnn.cbl
    >

    ここで、%ProgramFiles%\Micro Focus\Enterprise Developer はインストール・ディレクトリ、nnnn はカスタマイズされたコードセット・モジュールへの参照に使用する 2000 ~ 9999 の数値 (9122 を除く) です。

  8. 次を入力します。
    cobol csnnnn.cbl omf(gnt);

    ここで、nnnn は前の手順で使用したカスタマイズされたコードセット番号です。

    csnnnn.gnt ファイルは現在のフォルダに作成されます。

  9. 次を入力します。
    copy csnnnn.gnt  
    		  %ProgramFiles%\Micro Focus\Enterprise Developer\src\codeset\

    ここで、 %ProgramFiles%\Micro Focus\Enterprise Developer はインストール・ディレクトリ、nnnn はカスタマイズされたコードセット番号です。