再帰的ルーチンの作成

再帰的ルーチンは、自身を呼び出すルーチンです。再帰処理は、次のような特定の問題を解決するための最も一般的な方法です。


再帰的ルーチンは普通の反復ルーチンとして作成することができますが、再帰的ルーチンを使用してプログラムのロジックを単純化することもできます。

この COBOL システムでは、プログラムが別のプログラム内にネストされておらず、Local-Storage(局所記憶)節がある場合、そのプログラムは再帰的になります。プログラム ID またはエントリ ポイントのどちらかを使用して、プログラムは自身を呼び出すことができます。

再帰的ルーチンの各呼び出しは、インスタンスと呼ばれます。各インスタンスには、ルーチンで使用するデータ項目の異なるセットが必要です。そのため、この COBOL システムでは、局所記憶節を使用することができます。局所記憶節を含まないプログラムで再帰処理を使用すると、ランタイム エラー メッセージが表示されます。

再帰および再帰的ルーチンの例については、関連情報を参照してください。

より詳細な再帰的ルーチンの例が、サンプル プログラム diophant.cbl に示されています。このプログラムは、整数 x および y における一次方程式 Ax + By = 0 を解きます。

サンプル プログラム diophant.cbl については、関連情報を参照してください。