テスト・カバレッジ・レポートのフォーマット

cobtcreport (UNIX) または TCReport (Windows) を使用してレポートを作成する場合、次のファイルが生成されます。

.htm または .txt ファイルに含まれる情報は同じです。.htm フォーマットでは、レポート内のセクションへのリンクをレポートに含めることができます。

次の図は、tcindex.htm インデックス・レポートの例を示しています。

図 1. テスト・カバレッジ・レポート
テスト・カバレッジ・レポート

[Contents] セクションには、このレポートのすべてのプログラムが表示されます。[COMBINE] オプションを指定した場合、すべてのプログラムがここに表示され、レポートには詳細なドキュメントが表示されます。このレポートには、swap-elements.htmvsort.htm の 2 つのレポート・ファイルへのリンクがあります。レポート・ファイルの場所を変更する場合、このレポートがそのファイルを検索できるように [Report Location] フィールドに新しい場所を入力します。

次に vsort.htm のレポートの上部を示します。テキストで保存されたレポート・ファイルの情報もまったく同じであり、異なるのは HTML で有効なリンクと形式のみです。次に示されたレポート内容の説明は、テキスト・ファイルにも適用されます。

図 2. テスト・カバレッジ・レポート
テスト・カバレッジ・レポート

[Contents] セクションには 1 つのプログラムだけが表示されます。すべての結果がこのレポートで統合されるように指定した場合、[Contents] セクションには多数のプログラムが表示される可能性があります。プログラム名をクリックすると、該当のプログラムの結果を含むレポートのセクションに直接ジャンプできます。

プログラムの名前を含む行で、プルダウン・メニュー [Unexecuted Blocks] を使用して [GO] をクリックすると、該当のプログラムの実行されていない個別のブロックに直接移動できます。

右端の列 block は、プログラムのコードのブロックを示しています。ブロックは、ジャンプを含まない文の集合と見なされます。1 つの行を実行すると、次の行が実行されます。これらの行は連続して実行されます。ナンバリングはゼロで開始します。上に示す行 17 で開始するブロックは 4 行のコードが対象であり、ジャンプが含まれるため、次のブロックが開始します。

右側のもう一方の列 count は、ブロックの実行回数を示します。

次に vsort.htm のレポートの下部を示します。

図 3. テスト・カバレッジ・レポート
テスト・カバレッジ・レポート

下部にあるサマリは、プログラムで実行された文、ブロック、セクション、CALL 文の割合を示します。

表示された基本ブロックの数により、5 つのコード・エリア、13 の文、1 つのセクション / パラグラフが実行されなかったことがわかります。