INTLEVEL

本指令は、コンパイラにより作成される中間コードの、他環境の Micro Focus COBOLシステムへの移植性レベルを制御する。

注意: 本指令は利用者によって指定されるために用意されたものではなく、明示的に設定を変更するべきではない。 この指令は内部的に設定されており設定リスト上現れることがあるため、完全を期するためにここに記載されている。

本 COBOLシステムでは INTLEVEL"7" だけが設定可能である。その他の設定はすべて無視されて INTLEVEL"7" が自動的に設定される。

構文:
>>-.---.-.-------INTLEVEL--"integer"-.-----><
   +-/-+ +-----NOINTLEVEL------------+
パラメータ:
integer 移植性レベル。4、5、6 または 7のいずれでも可
4 桁数の大きい数値のサポート。PIC 9(18)より大きなPIC句を有効にする。
5 Windows: 予約済み。UNIX: 64 ビットサポートを可能にする Visual COBOL のコンパイル指令 P64 により設定される。
6 予約済み。UNICODEサポートを有効にする。
7 Windows: 予約済み。UNIX: 64 ビットサポートを可能にする Visual COBOL のコンパイル指令 P64 により設定される。
属性:
省略値: INTLEVEL"7"
段階: 構文チェック
$SET: 不可
依存性:

コンパイラ指令P64により、INTLEVEL"5"に 設定される。

説明:

中間コード移植性についての詳細説明は、関連の COBOLシステムで提供されている。

NOINTLEVELを指定すると、本環境で実行に適した中間コードが作成できる。

INTLEVEL"整数"を指定すると、他の環境の一部のバージョンのMicro Focus製品ので実行できる中間コードを作成できる。環境間の移植を可能にするには、コンパイル時に指定する整数値が、中間コードを実行しようとする各環境のMicro Focus COBOLシステムによりサポートされていなければならない。

INTLEVEL"整数"は、プログラムで使用できる構文を制限することがある。

ISO2002標準で定義されている構文を使用しているプログラムをコンパイルする場合は、INTLEVEL"4"を使用すること。 INTLEVEL"4"は、DIALECT"ISO2002"を設定した場合には、デフォルトで設定される。

他参照:

関連項目