STICKY-PERFORM
プログラムが再入される場合の PERFORM 文の動作を指定する。
構文:
>>-.---.-.----.--STICKY-PERFORM------------>< +-/-+ +-NO-+
パラメータ:
なし
属性:
| 省略値: | NOSTICKY-PERFORM (方言
 ) |
| 段階: | 構文チェック |
| $SET: | 初期 |
説明:
本指令は、PERFORM-TYPE"OSVS" または PERFORM-TYPE"RM" を指定してプログラムをコンパイルした場合にのみ有効である。
コンパイル時に PERFORM-TYPE"OSVS" または PERFORM-TYPE"RM" を指定すると、PERFORM 文は、記憶領域、またはバケットを持つように実装されるが、これらの記憶域、またはバケットは、プログラム中の PERFORM 文の範囲の終わりとなる場所すべてに関連付けられる。PERFORM 文が実行されると、戻りアドレスがバケットに格納される。PERFORM 文の範囲の終わりでそのバケットが読み取られるが、このバケットは、制御を戻す先を決定するために使用され、使用後にクリアされる。
デフォルトでは、EXIT PROGRAM 文でこれらのバケットがクリアされる。そのため、プログラムが再入された場合に、以前に実行された PERFORM 文の戻りアドレスが残らない。STICKY-PERFORM を指定すると、EXIT PROGRAM 文でバケットがクリアされない。つまり、再入時には、以前に実行されたすべての PERFORM 文の戻りアドレスが残っていることになる。
STOP RUNまたはCANCEL文は、本指令の設定に関わらず、バケットをクリアする。