PRESERVECASE

現在のプログラムで宣言される COBOL の各項目で大文字、小文字を維持し、COBOL では通常の大文字に変換されることがないようにします。これにより、プログラムの外部から項目を識別できます。

構文:

>>-.----.--PRESERVECASE---------><
   +-NO-+

パラメータ:

なし

プロパティ:

デフォルト: NOPRESERVECASE (または DIALECT"ENTCOBOL" コンパイラ指令が設定される場合は PRESERVECASE)
段階: 構文チェック
$SET: 任意

コメント:

PRESERVECASE によって、外部から見える名前が COBOL 名で指定される項目の大文字、小文字が維持されます (AS 句なしに指定される PROPERTY の名前など)。宣言で使用される COBOL 名の大文字、小文字の区別は、外部名に使用される大文字、小文字です。同じ COBOL プログラム内からの項目への参照には、引き続き任意の大文字、小文字の組み合わせを使用できます。

この指令は、XML GENERATE 文からの出力に含まれるデータ名の大文字、小文字も維持します。

例:

$set preservecase
01 Fred property binary-long.
*> Sets up a property with external name "Fred"

procedure division.
    Move 999 to fred
*> fred is a normal COBOL data name and can therefore be accessed using any case