スレッド制御ルーチンのRETURN-CODE値

スレッド制御ルーチンのRETURN-CODE値は以下のとおりである。

0 エラーなし。
1000 メモリ割当てエラー
1001 スレッド一意名が無効。本スレッドでは有効なオペレーションがない。指定されたスレッド一意名は、以前は有効であったが、すでに終了・分離されている可能性がある。
1002 スレッド一意名は分離・終了されている。本スレッドには有効なオペレーションがない。
1003 スレッドが分離されている。CBL_THREAD_DETACHではすでにスレッドを分離しているので、分離できない。CBL_THREAD_WAITでは、すでにスレッドを分離しているので、スレッドを待機できない。
1004 スレッドが多すぎる。システム内にすでにスレッドが多く存在しているので、別のスレッドをCBL_THREAD_CREATEでは作成できない。
1005 スタックサイズが無効。オペレーションシステムが使用するスタックサイズを許可しないため、CBL_THREAD_CREATEではスレッドを作成できない。
1006 無効なオペレーション。システムが初期化しないので、CBL_THREAD_CREATEはスレッドを作成できない。無効なスレッド制御ルーチンがCBL_THREAD_CREATEで作成されていないスレッド上で稼動しようとしている。CBL_THREAD_PROG_LOCKはCOBOLプログラムから直接もしくは間接的にも呼び出されていない。
1007 システムエラー。予期しないシステムエラーによって、この関数が履行できない。
1008 本ランシステムでサポートしていないスレッディング。スレッドされたアプリケーションはスレッドされていない実行時システムを通して、ルーチンを使用することを試みた。
1009 無効なパラメタ。パラメタは有効領域にいないか、ルーチンとの矛盾が生じていると検知された。
1010 スレッドはスレッド終了時にモニタをロックした。
1011 プログラムもしくはエントリポイント名が見つからない。CBL_THREAD_CREATEに指定されたプログラムやエントリポイント名が見つからないか、そのローディング時にエラーが発生した。

関連項目