CBL_ABORT_RUN_UNIT

既存のスレッドの状態に関係なく現在の実行単位を中断する。

構文:
call 'CBL_ABORT_RUN_UNIT' using by value ret-value
パラメタ:
呼び出しプロトタイプ使用時 ( 説明の読み方) PIC (32bitシステム)
ret-value cblt-x4-comp5 pic x(4) comp-5.
入力パラメタ:
ret-value

本実行単位の終了時にオペレーティングシステムに返されるリターンコード

説明:

シングルスレットアプリケーションまたは実行時システムでは、本ルーチンは次の構文と同義である。

stop run returning ret-value

マルチスレッドアプリケーションでは、STOP RUNは既存のスレッドがすべて実行単位の終了前に実行されるのを待つ。ただし、CBL_ABORT_RUN_UNITは、既存のスレッドの実行を待たない。つまり、すべての実行中のスレッドをキャンセルして実行単位を中断し、制御をオペレーティングシステムに返す。

注:アプリケーションで重大な問題が検出された場合に限り、本ルーチンを使用すること。マルチスレッドアプリケーションで本ルーチンを呼び出すと、スレッドが重要なファイル操作の間に終了してしまうなど、重大な問題が発生することがある。

他参照:

関連項目