CBL_FILENAME_CONVERT

スペースで終わっているファイル名とナルで終わっているファイル名間の変換を行う。

構文:
call 'CBL_FILENAME_CONVERT' using  fnc-func
                                   filename-in
                                   filename-out
                         by value  fnc-in-length
                         by value  fnc-out-length
                         returning fnc-ret
パラメタ:
呼び出しプロトタイプ使用時 ( 説明の読み方) PIC (32bitシステム)
fnc-func cblt-x1-compx pic x comp-x.
filename-in pic x(n). pic x(n).
filename-out pic x(n). pic x(n).
fnc-in-length cblt-os-size pic x(4) comp-5.
fnc-out-length cblt-os-size pic x(4) comp-5.
fnc-ret cblt-rtncode
入力パラメタ:
fnc-func

新しい実行単位をどのように作成するかを次のように設定する。

ビット 内容
0
0

スペースで終わるファイル名からナルで終わるファイル名に変換する。

1

ナルで終わるファイル名からスペースで終わるファイル名に変換する。

1
0

ビット0が0に設定されている場合、filename-inの長さはファイル名の最後にスペース終了文字を使用して決められる。

1

ビット0が0に設定されている場合、filename-inの長さはfnc-in-lengthにより決められる。文字はすべてファイル名の一部として扱われる。

2
0

ファイル名を大文字にフォールドしない。

1

ファイル名を大文字にフォールドする。

3
0

ビット0に2を設定することによって決められた動作

1

ビット0に2を設定しても無視され、filename-inの長さは、ファイル名をスペースで終わるファイル名として走査することにより決められる。また、下記で説明するように他の終了文字のリストを指定することもできる。

4 to 7

予約済み。ゼロを設定すること。

filename-in

<入力するファイル名

filename-out

fnc-funcのビット3に1が設定されている場合、ファイル名が引用符で囲まれていなければその文字列のリスト。追加文字がなければナルポインタが渡される。

filename-in-length

filename-in.の長さ

filename-out-length

fnc-funcのビット3に0が設定されている場合、変換されたファイル名用のバッファサイズ。

fnc-func のビット3に1が設定されている場合、filename-out(指定されている場合は)の文字数。

出力パラメタ:
filename-out

fnc-funcのビット3に0が設定されている場合、変換されたファイル名。filename-inが不正な値である場合、本パラメータには空のファイル名が設定される。(ビット0が0に設定されている場合はナル、それ以外の場合はスペースが入る。)

fnc-ret

0の場合、エラーが発生。0以外の場合、入力または出力されるスペースで終わる名前の長さ。

説明:

スペースで終わるファイル名とは、スペース文字で終端されるファイル名のこと。ファイル名に埋込みスペースが含まれている場合、二重引用符でファイル名を囲むことによって設定することができる。

ナルで終わるファイル名では、二重引用符は無視されるが、埋込みスペースを保持する。