CBL_THREAD_IDDATA_ALLOC

現行のスレッド用にIDデータ領域を割り当てる。

構文:
CBL_THREAD_IDDATA_ALLOC using by reference iddata
                        by value  iddatasize
パラメタ:
呼び出しプロトタイプ使用時 ( 説明の読み方) PIC (32bitシステム)
iddata cblt_pointer pic x(n).
iddatasize cblt-os-size pic x(4) comp-5.
入力パラメタ:
iddata

現行スレッド用のIDデータ領域

iddatasize

IDデータ領域のサイズ。ゼロの場合、スレッドにIDデータ領域はない。

出力パラメタ:
return-code

成功したか否かを示す値。詳細は、 「スレッド制御ルーチンのRETURN-CODE値」を参照のこと。

説明:

本呼出しは、現行スレッド用にIDデータ領域を割り当てる。それを登録し、スレッドのハンドルを用いてさらにCBL_THREAD_IDDATA_GETを呼び出し、このデータ領域にポインタを返すようにする。CBL_THREAD_LIST_STARTまたはCBL_THREAD_LIST_NEXTは、このデータ領域へのポインタを取り出すのに使用できる。

すでにスレッド用のIDデータ領域がある場合、領域が解放されて新しい領域に置きかえられる。ただし、呼出しが失敗した場合には置き換えは行われない。つまり、一般的にはメモリ不足により新しいIDデータ領域を割り当てることができないような場合に、置き換えが行われる。

iddata パラメータに値0が設定されて渡されると、割り当てられていた領域が少ない領域に初期化される。0以外の場合は、割り当てられていたメモリ領域用にiddataにより初期化データが与えられる。

他参照:

関連項目