CBL_THREAD_LIST_NEXT

CBL_THREAD_LIST_STARTおよびCBL_THREAD_LIST_ENDと組み合わせて使用すると、実行時システムが認識している現行スレッドすべてのリストを取得できる。本ルーチンは、スレッドのリスト中にある次の項目を返す。

構文:
call "CBL_THREAD_LIST_NEXT" using by reference thread-id
                            by reference       thread-state
                            by reference       thread-iddata
パラメタ:
呼び出しプロトタイプ使用時 ( 説明の読み方) PIC (32bitシステム)
thread-id cblt-pointer usage pointer.
thread-state cblt-x4-compx pic x(4) comp-x.
thread-iddata cblt-pointer usage pointer.
入力パラメタ:

なし

出力パラメタ:
thread-id 本ルーチンの内部リストにある先頭のスレッド識別子
thread-state 次のようにスレッド状態が設定される。
ビット 内容
0
0

スレッドは切り離される。

1

スレッドは切り離されない。

1
0

スレッドはサスペンドされない。

1

スレッドはCBL_THREAD_SUSPENDによってサスペンドされる。

2
0

スレッドはメインスレッドではない。

1

スレッドは他言語のプログラムであり、実行時システムに認識されているか、メインスレッド。

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未定義。どの値も設定される。

thread-iddata スレッドのIDデータ領域が存在する場合はその領域へのポインタ(それ以外はなる)。IDデータはCBL_THREAD_ALLOC_IDDATAルーチンによって指定される。
return-code 成功したか否かを示す値。詳細は、 「スレッド制御ルーチンのRETURN-CODE値」を参照のこと
説明:

既存のスレッド、つまり終了していないスレッドに関する情報だけが返される。本ルーチンは、終了しているが切り離されていないスレッドに対しては、thread-id スレッドIDを返さない。

thread-id がナルの場合、リストの先頭の項目が返される(ただし、この場合はCBL_THREAD_LIST_START呼出しがその前に行われているはずである)。

thread-id の値が不正である場合の動作は不定。

他参照:

関連項目