CBL_DIR_SCAN_READ

CBL_DIR_SCAN_STARTによって返された検索操作を使用しているファイルシステム内の次のエントリを検索する。

構文:
CALL "CBL_DIR_SCAN_READ" using  by reference   handle
                                               entry
                                   returning   search-status
パラメタ:
handle usage pointer.
entry A group item containing the following subordinate items:
attribute cblt-x4-comp5.
date-stamp A group item defined as:
year cblt-x4-comp5.
month cblt-x2-comp5.
day cblt-x2-comp5.
hour cblt-x2-comp5.
minute cblt-x2-comp5.
second cblt-x2-comp5.
millisec cblt-x2-comp5.
dst cblt-x1-comp5.
size cblt-x8-comp5.
name A group item defined as:
max-len cblt-x2-comp5.
entry-name pic x(max-len)
search-status 説明の読み方.
入力パラメタ:
handle

CBL_DIR_SCAN_STARTで設定される。本フィールドは検索操作を識別する。検索パラメタは操作による変更不可。

max-len

エントリ名フィールドの長さ

出力パラメタ:
attribute 検出されたエントリのプロパティの説明。有効値は以下のとおり。
ビットセット 内容
1 0 ファイルを検出
2 1 ディレクトリを検出
4 2 ファイル・ディレクトリ以外のエントリを検出
8 3 読込み可能なエントリ
16 4 書込み可能なエントリ
32 5 隠しエントリ

検出されたエントリがファイルの場合、読込み等の可否に従って、ビット3、4、5のいずれかの値が設定される。検出されたエントリがファイルではなく、これらのビットが設定された場合は、未定義を意味する。

本フィールドはリターンフィールドである。ビット0から2のフラグはエントリのプロパティを反映し、検索属性とは異なる可能性がある。

date-stamp グループフィールドは、エントリが最後に書き込まれた日時を含む。いくつかのシステムでは、ミリセカンドの単位が0に設定される。date-stampの最終フィールドは、夏時間のフラグとなる。値が1の場合は、最後にエントリが書き込まれた時に、夏時間が採用されていたことを意味する。夏時間が採用されていなかった場合には、値は0となる。
size バイト単位のファイルサイズ
entry-name 検出されたエントリ名
説明:

呼出しの成功は、search-statusを検証し確認する。値が0の場合は成功となる。他の数値の場合は、標準の実行時システムエラーコードとなる。詳細は、「エラーメッセージ」内の 「実行時システムエラーメッセージ」の項目を参照のこと。

検出結果に対して小さいentry-nameフィールドによって生じるエラーは無視される。十分な大きさのフィールドを確保していない場合、フィールドの長さに合わせるために検出結果の一部が切断される。max-lenより短いフィールドの場合、メモリエラーが生じる。

他参照: