Net Express V5.0が提供するCTFViewerユーティリティを使用して、BINFILEエミッタが出力したトレース・ファイルを表示させることができます。トレース・ファイルのフォーマットはプラットフォームには依存しないため、Net Express上でCTFViewerを使用して、Unix上で作成されたバイナリ・トレース・ファイルなどを表示させることができます。
BINFILEエミッタをイネーブルにするには、統合化トレース機狽フ構成ファイルに次の文を指定します。
mftrace.dest = BINFILE
BINFILEエミッタの動作を制御するために設定できるプロパティを次の表に示します。
プロパティ | 説明 | デフォルト | ||||||||
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FILE | 書き込むトレース・ファイルの名前。トレース・ファイル名の構築には、次の疑似変数が使用できます。
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$(APPNAME).$(EMITTER).$(PID).ctb、またはMAXGENERATIONプロパティが指定されている場合は$(APPNAME).$(EMITTER).$(PID).ctb_$(GEN)。以下に例を示します。
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FLUSHEVERY | ファイルをフラッシュするまでに出力されるトレース・レコードの数。0は、ファイルを明示的にフラッシュしないことを示します。 | 1 | ||||||||
LOCATION | トレース・ファイルを書き込むフォルダ。 | フォルダは、MFTRACE_LOGS環境変数で指定されます。MFTRACE_LOGSが指定されていない場合は、現在のフォルダが使用されます。
Net Expressコマンド・プロンプトは、暗黙でMFTRACE_LOGSをNet Express\base\mftrace\logsと指定します。 LOCATIONプロパティで指定されたフォルダが存在しない場合、統合化トレース機狽ヘ当該フォルダを作成しようと試みます。この試みに失敗した場合、統合化トレース機能は(MFTRACE_LOGS環境変数で指定された)デフォルト・ロケーションを使おうと試みます。その試みにも失敗した場合は、現在のフォルダが使用されます。 |
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MAXFILESIZE | トレース・ファイルを閉じ、生成シーケンスの次のトレース・ファイルを開くまでにファイルに書き込まれるデータの最大量(Kb単位)。生成シーケンスの1 番目のトレース・ファイルでは、$(GEN)擬似変数(上のFILEの説明を参照)が1に設定され、シーケンスの2番目では2に設定され、以下同様に MAXGENERATIONを超えるまで値が増えていきます。ファイルの数がMAXGENERATIONに達すると、生成数は1に戻り、生成の1番目のトレース・ファイルが上書きされます。これは、MAXGENERATION > 1の場合にのみ使用されます。 | 0x00002800。これは最大ファイル・サイズが10 Mbであることを表します。 | ||||||||
MAXGENERATION | トレースがイネーブルになっている間に書き込まれるトレース・ファイルの最大数。このプロパティは、MAXFILESIZEプロパティと共に使用します。 | 1。これはトレース・ファイルが1つだけ作成されることを表します。 |