WINEVENT エミッタは、トレース・レコードを Windows イベント・ログに出力できるようにするために提供されています。デフォルトで、イベント・ログに不要な情報が入力されないように、このエミッタはトレース・レベルがエラー以上のトレース・レコードのみを出力します。
WINEVENT エミッタを有効にするには、統合トレース機能の構成ファイルで次の文を指定します。
mftrace.dest = WINEVENT
WINEVENT エミッタの動作とその出力のフォーマットは、次のプロパティによって制御されます。
FORMAT | ファイルに書き込まれる各トレース・データ・レコードに使用されるフォーマット。フォーマットの指定で次の擬似変数を使用できます。 | $(DATA) |
HEXBLOCKSIZE | バイナリ・フォーマットのトレース・データを出力する際に、各ブロックで出力される 16 進数バイトの数。16 進文字の各ブロックは、「-」文字で区切られます。例えば、HEXBLOCKSIZE を 4 に設定し、値 3132333435363738393A3B3C3D3E3F を持つバイナリ・フォーマットのトレース・データを出力に指定すると、次のようにフォーマットされます。 31323334-35363738-393A3B3C-3D3E3F |
8 |
LEVEL | このエミッタがトレース・レコードを出力する下限のトレース・レベル。 | 3 |
QUOTESTRING | 文字列トレース・データが二重引用符で囲まれて出力されるかどうかを指定します。 | TRUE |