WINEVENT エミッタ・プロパティ

制限事項:CTF は、ネイティブ COBOL のみでサポートされます。

WINEVENT エミッタは、トレース・レコードを Windows イベント・ログに出力できるようにするために提供されています。デフォルトで、イベント・ログに不要な情報が入力されないように、このエミッタはトレース・レベルがエラー以上のトレース・レコードのみを出力します。

WINEVENT エミッタを有効にするには、統合トレース機能の構成ファイルで次の文を指定します。

mftrace.dest = WINEVENT

WINEVENT エミッタの動作とその出力のフォーマットは、次のプロパティによって制御されます。

プロパティ 説明 デフォルト
DELIMCHAR トレース・イベントのトレース・データ部分を区切るために出力ファイルで使用される文字。 スペース
FORMAT ファイルに書き込まれる各トレース・データ・レコードに使用されるフォーマット。フォーマットの指定で次の擬似変数を使用できます。 $(DATA)
$(COMPONENT) トレース・イベントを出力するコンポーネントの名前。
$(DATA) トレース・イベントで出力されるコンポーネントにより指定されるトレース・データ。各トレース部分が、DELIMCHAR プロパティで指定される文字で区切られます。
$(DATE) 現在の日付。yyyy/mm/dd のフォーマットで出力されます。
$(EVENT) トレース・イベントを出力するコンポーネントによって指定されるイベント識別子。
$(LEVEL) トレース・レベル:
0 デバッグ
1 情報
2 警告
3 エラー
4 致命的
$(THREAD) 現在のオペレーティング・システムのスレッド識別子。
$(TIME) 現在の時間。hh:mm:ss.nnn のフォーマットで出力されます。
FORMAT ファイルに書き込まれる各トレース・データ・レコードに使用されるフォーマット。フォーマットの指定で次の擬似変数を使用できます。 $(DATA)
HEXBLOCKSIZE バイナリ・フォーマットのトレース・データを出力する際に、各ブロックで出力される 16 進数バイトの数。16 進文字の各ブロックは、「-」文字で区切られます。例えば、HEXBLOCKSIZE を 4 に設定し、値 3132333435363738393A3B3C3D3E3F を持つバイナリ・フォーマットのトレース・データを出力に指定すると、次のようにフォーマットされます。
31323334-35363738-393A3B3C-3D3E3F
8
LEVEL このエミッタがトレース・レコードを出力する下限のトレース・レベル。 3
QUOTESTRING 文字列トレース・データが二重引用符で囲まれて出力されるかどうかを指定します。 TRUE