構文チェックエラーメッセージのヒント

構文チェックエラーメッセージは、以下の形式です。

ErrorCode Description  : Location

パラメタは以下の通りです。

ErrorCode	以下の情報を含むコードです。エラーが発生したコンポーネントエラーの発生時に行われていた操作エラーメッセージ番号エラーの深刻度構文エラーについては、 ErrorCodeは一般にCOBCHnnnnsの形式をとります。 ErrorCodeが取る値の詳細については、エラーコードの説明を参照してください。
説明	エラー原因の説明
場所	ソースコード内でエラーがある場所。

ErrorCodeで返される重大性は、以下のいずれかの値を取ります。

U	回復不能。回復不能なエラーによりCOBOLシステムが停止しました。これらのメッセージはランタイムシステムが生成します。実行時システムエラーを参照してください。
S	重大。プログラムの構文エラーや矛盾を修正する必要があります。修正しないと、コンパイラはコードを生成できません。
E	エラー。コンパイラはユーザーの意図について仮定をします。コンパイラの仮定が意図どおりでない場合は、プログラムを修正できます。
W	警告：これは、プログラムの構文は正しいのにエラーの可能性があることを意味します。
I	情報。ユーザーが知っておくべきソースコード中の何かを指摘します。エラーの存在は意味しません。

WARNING指令を使って、E-、W-、and I-レベルのエラー報告を無効にできます。

コンパイラが終了すると、各カテゴリのエラーの総数も出力されます。

無視して作業を続けられるエラーもあります。以下のことが可能です。

E 実行時スイッチの設定に関係なく、S-、E-、W-、I-レベルのエラーがあるプログラムをデバッグする。
E-、W-、I-レベルのエラーがある中間コードからのオブジェクトコードを生成する。S-レベルのエラーがある場合は不可。
E-、W-、I-レベルのエラーがあるプログラムを実行する。E-レベル実行時スイッチがオンならデフォルト設定が無効になり、S-レベルのエラーがあるプログラムを実行できます。

エラーメッセージはさまざまな情報を含んでいます。この情報は項目としてイタリック体で表示されます。例えば、以下の通りです。

COBCH0005 利用者語 名前 user-nameが一意でない

これは、テキスト利用者名の場所で一意でない項目名があることを意味します。