MF 

オブジェクト記憶節

オブジェクト記憶節は、必要に応じてデータ部中で使用する節で、これにより、クラスオブジェクトデータおよびインスタンスオブジェクトデータを宣言することができる。

形式

構文規則

  1. クラスオブジェクトのオブジェクト記憶節で宣言されたデータは、クラスメソッドでのみアクセス可能である。

  2. オブジェクトプログラムのオブジェクト記憶節で宣言されたデータは、インスタンスメソッド中でのみアクセス可能である。

  3. クラス名段落中でDATA IS RESTRICTEDまたはDATA IS PROTECTEDが指定されている場合は、オブジェクト記憶節で宣言されたデータは、下位のクラス中で直接アクセス可能である。そうでない場合、起動するメソッド以外は、このデータにアクセスできない。

  4. オブジェクト記憶節で宣言されたデータの構文規則は、連絡節のものと同じである。ただし、ODOSLIDEコンパイラ指令が指定されているときに、OCCURS句にDEPENDING ON 指令を使用してはならない。

一般規則

  1. オブジェクト記憶節で宣言されたデータは、その下位のクラスに継承させることができる。

  2. 新しいインスタンスオブジェクトのそれぞれに対し、オブジェクト記憶節で宣言されたデータ項目用の、一意の記憶域が割り当てられる。

  3. コンパイラ指令、OOCTRL(+W)が指定されているときは、作業場所節がオブジェクト記憶節として扱われる。