ANY LENGTH句

機能

ANY LENGTH句が指定されている場合は、連絡節項目の長さが実行時に変化し、引数の長さにより決定される。

一般形式

ANY LENGTH

構文規則

  1. ANY LENGTH句は、関数、含まれているプログラム、またはプロパティメソッド以外のメソッドの連絡節中の基本レベル 1 記述項でのみ記述するものとする。


注:ANY LENGTH句は、もっとも外部にあるプログラムで指定することはできない。これは、もっとも外部のプログラムは、プログラムプロトタイプ形式のCALL文の有無にかかわらず、呼び出せるためである。プログラムプロトタイプを使用しない呼出では、引数が、ANY LENGTHで記述された仮のパラメータに対応しているかどうかを決定できない。


  1. ANY LENGTH句を含む原始要素が含まれるプログラムまたはメソッドである場合、記述項の左辺が、その手続き部見出しで以下のいずれかとして参照されなければならない。

    1. BY REFERENCE指定を含む仮パラメータ

    2. 戻り値

  2. ANY LENGTH句を含む原始要素が関数の場合、記述項の左辺が、手続き部見出しでBY REFERENCE指定を含む仮パラメータとして参照されなければならない。

  3. 記述項の左辺にはPICTURE句を指定しなければならない。そして、PICTURE句で指定された文字列は、形式記号'N'または'X'の1つのインスタンスでなければならない。

一般規則

  1. ANY LENGTH句を指定した場合、記述項の左辺は以下のいずれかとなる。

    1. 起動するランタイム要素の対応する引数または戻り項目がゼロの長さの項目の場合は、ゼロの長さの項目となる。

    2. そのPICTURE句の文字列中の形式記号がn回繰り返されたものとして扱われる。ここで、n は、起動するランタイム要素の対応する引数または戻り項目のながさを表す。