機能
THREAD-LOCAL(スレッド局所)句は、スレッド入力された各プログラムのデータ項目またはファイル結合子に、コピーが作成されることを指定する。
一般形式
IS THREAD-LOCAL
構文規則
- THREAD-LOCAL句は、作業場所節のファイル記述項またはレコード記述項でのみ指定できる。
一般規則
- THREAD-LOCAL句を指定すると、ファイル結合子またはデータ項目のコピーが作成され、プログラムを入力する新しいスレッドが実行されるたびに、その初期状態に設定される。ファイル結合子またはデータ項目は、それらが作成されたときのスレッドにのみ認識される。そして、そのスレッドの実行が完了したとき、またはプログラムにCANCEL文が実行されたといに削除される。そうでない場合は、そのスレッド中のプログラムの次回の呼出しの際に、データ項目またはファイル結合子が最後に使用されたときの状態となる。
- THREAD-LOCAL句を指定しない場合は、ファイル結合子またはデータ項目がプログラムに入力されるすべてのスレッドにより共有される。
- シングルスレッド環境では、THREAD-LOCAL句は無視され、プログラムは、この句が指定されていないときと同様に動作する。