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FULL(全桁)句

FULL(全桁)句は、画面項目をまったく空白のままにしておくか、全桁にデータを入力するかを指定する。

一般形式

構文規則

  1. FULL句は、入力項目と更新項目と集団項目に対してだけ有効である。

  2. FULL句を集団レベルに指定すると、その集団の下位に属するすべての基本項目に適用される。

  3. FULLとLENGTH-CHECKは同義であり、どちらを指定してもよい。

一般規則

  1. FULL句が効力を発揮するのは、カーソルを画面項目の中に位置付けたうえでデータを受け取るACCEPT文が実行されるときである。この句の要件が満たされるまで、終了キーを押しても受け付けられない。固定方式の数字編集項目の場合、カーソルは小数点の位置に位置付け直される。

  2. 画面項目の項類が英数字の場合、この句の要件が満たされるのは、次の2つの場合である。1つは、その項目全体に空白またはプロンプト文字が入れられた場合。もう1つは、その項目の最初の文字位置と最後の文字位置に、空白でもプロンプト文字でもない文字が入れられた場合。

  3. 画面項目の項類が自由方式の数字または数字編集の場合、この句の要件が満たされるのは、次の2つの場合である。1つは、その項目の値が結果的にゼロになる場合。もう1つは、その項目の最初の文字位置と最後の文字位置に、空白でもプロンプト文字でもない数字が入れられた場合。

  4. 画面項目の項類が固定方式の数字編集の場合、この句の要件が満たされるのは、次の2つの場合である。1つは、その項目の値がゼロである場合。もう1つは、その項目内でゼロ抑制が起こらなかった場合。

  5. 固定方式の数字項目またはゼロ抑制が指定されていない数字編集項目に対しては、FULL句は効力を発揮しない。

  6. 更新項目に関しては、元のデータと入力されるデータの両方がFULL句の要件を満たす要素となる。

  7. ACCEPT処理を終了させるためにファンクション・キーが使用された場合は、FULL句は効力を発揮しない。(構成オプションの詳細については、ユーザインターフェイスに関するCOBOLシステムのマニュアルを参照。)

  8. FULL句の要件が満たされない場合、エラー・メッセージを画面上に表示させることができる。 (構成オプションの詳細については、ユーザインターフェイスに関するCOBOLシステムのマニュアルを参照。)